日光東照宮のミステリーとは?不思議スポット4選の見どころ+歴史を解説します

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近年、海外からの観光客も多く訪れるようになった栃木県の「日光東照宮」

徳川家康ゆかりの地であることは有名ですが、この境内には不思議なスポットが数多く存在することをご存知でしょうか?

今回はそんな日光東照宮の歴史を解説しつつ、境内にあるミステリースポット、またそれらの見どころについてご紹介したいと思います。

日光東照宮とは?その歴史を解説

まず最初に、日光東照宮の大まかな歴史をご紹介します。

日光東照宮は1617年に創建された神社で、境内には陽明門を始めとする8棟の国宝、34棟もの重要文化財を保有しています。

さらに日光東照宮は、あの徳川家康のお墓でもあり、彼を祀っている場所でもあります。

徳川家康の遺言によると、彼は日光東照宮で守り神となり、関東の平和を見守ると言い残したそうです。

画像:徳川家康
徳川家康

東照宮という名は全国各地で見受けられますが、そのほとんどが家康を祭っています。

大体の神社では、神話に登場する神様を祭っていますが、東照宮は人間(家康)を祭るという、日本の中では少し変わった特徴を持っていますね。

なぜ日光東照宮はパワースポットと呼ばれているのか?

画像:日光東照宮境内

日光東照宮の造りや土地柄も、面白い見どころの一つです。

日光東照宮は、陰陽道(日本の呪術や占いの様なもの)に則った造りとなっており、境内にある陽明門とその正面にある石鳥居の間には、上空に北極星が現れる設計となっているそうです。

さらに、日光東照宮は下記のような「四神相応の地相」と呼ばれる特徴を持っており、地学的、風水的観点から見ても非常に良好な土地柄だと言われています。

四神相応の地相

①北に山

②東に川

③南に平地、または池 

④西に道

これらの条件、場所にピッタリ当てはまるのが日光東照宮になります。

天下の大将軍を祭る場所ですので、そのこだわりも隅から隅まで非常に細かい仕様となっていますね。

ちなみに、一般家庭でも家を建てる際に、この四神相応の土地相が参考にされる場合もあるそうです。

日光東照宮の不思議な観光スポット4選+見どころ

日光東照宮の見どころといえば、境内に設置された5000を超える彫刻や、この神社のシンボルでもある陽明門などが挙げられます。

しかし、今回は下記のようなミステリーポットに焦点を当てて、ご紹介していきたいと思います。

日光東照宮の不思議スポットの見どころ

・三猿

・眠り猫

・魔除けの逆さ柱

・徳川家康の墓

三猿

画像:三猿01

小さな猿たちが耳と口、目を塞いでいる様子を描く「三猿」

これは俗に「見ざる、言わざる、聞かざる」の3つの意味を表すと言われており、トラブル回避のための教えとして考えられています。

この三猿は日光東照宮だけでなく、古代のエジプトなどでも発見されており、かつてシルクロードを経由して日本にも渡ったと言われています。

また、東照宮にはこの三猿を含めた13匹の猿の彫刻が掘られており、幼児期→少年期→成人までを表すストーリー仕立てになっているのです。

こちらは非常に感慨深いものとなっていますね。

三猿は日光東照宮の見どころの一つとなっていますので、観光の際にはじっくりと観察してみてください!

ちなみに、同じく徳川家康ゆかりの地である埼玉県の秩父神社には、東照宮とは真逆の「お元気三猿」という彫刻が掘られています。

関連記事:秩父のおすすめ観光スポット8選をご紹介!秩父の秘境は本当に凄かった

興味のある方は、是非こちらもお読みください!

三猿の見どころ

・猿をモチーフにした3つの教え

・世界中で確認されているオブジェクト、概念

・ストーリー仕立てになっている13の彫刻

眠り猫

画像:眠り猫

日光東照宮の陽明門から家康のお墓に行くまでの中間地点に飾られている「眠り猫」

ぐっすりと眠りについている猫は、争いの時代が終わったことを象徴していると言われています。

しかし、よく観察てみると、即座に移動できる体制をとっているようにも見えます。

一説では、これは「いつでも攻撃できる」といった政治的意味が含まれているとの見解もあります。

ちなみに、かつての眠り猫は目がほんのわずかに見開いたらしいですが、現在は修繕作業の末に目を閉じた状態になったそうです。

眠り猫と伝説の彫刻家・左甚五郎

そんな見どころ満載の眠り猫や三猿ですが、これらを製作した彫刻家はどのような人物だったのでしょうか?

これらの作品は、江戸時代の伝説的な彫刻職人「左甚五郎」により彫られたと言われています。

画像:左甚五郎

この左甚五郎ですが、一説では300年生きたとの伝説が語り継がれています。

というのも、彼の作品は異なる時代に、様々な地域にて制作されていたと言われているのです。

その内の一つが、日光東照宮の「眠り猫」と「三猿」なのです。

左甚五郎の伝説や彼の作品の詳細に関しましては、下記の記事をお読み下さい。

関連記事:【左甚五郎】300年生きた伝説の職人とは?彼の彫刻作品・ゆかりの地を解説

話を戻しますが、そんな左甚五郎が制作した「眠り猫」は、もはや日光東照宮の見どころの一つとなっていますので、観光の際は是非ともチェックしてみて下さい!

眠り猫の見どころ

・平和な時代を象徴する彫刻

・伝説の職人「左甚五郎」の作品

魔除けの逆さ柱

画像:魔除けの逆さ柱

日光東照宮の中でも異彩を放つ不思議なオブジェクト「魔除けの逆さ柱」

こちらは同じ模様の柱が数本連続して立っているのてすが、よく観てみると一本だけ逆さまに設置されている事がわかります。

かつて人々の間では「完璧な建物を造ると、いずれ倒壊を起こす」といった風習が信じられていたそうです。

そこで、あえて柱の一本を真逆に設置し、建築物として「不完全」なものを造ることで、厄を祓ったといわれています。

結果として、今ではこの魔除けの逆さ柱は、日光東照宮の見どころの1つとなっています。

魔除けの逆さ柱の見どころ

・かつて人々の間で信じられていた風習

・魔除けのために造られた柱

・「不完全」を表現している柱

徳川家康の墓

画像:徳川家康の墓

日光東照宮の奥地に設置されている「徳川家康の墓」

先程もお伝えした通り、天下統一を成し遂げた徳川家康が亡くなった後、遺言によりこの日光東照宮へ祀られたと言われています。

明るい雰囲気の東照宮の境内・他の観光スポットとは異なり、静かで異様な雰囲気が漂っています。

画像:家康の墓までの道
日光東照宮から徳川家康のお墓までの道

ちなみに、日光東照宮には徳川埋蔵金が眠っているとの伝説があり、その価値はなんと数千億〜数兆円に上ると言われています。

徳川埋蔵金の場所については様々な説が存在しますが、日光東照宮と並んで、赤城山にも埋蔵金が眠っているとも言われています。

関連記事:【現地調査】赤城山に存在するに御神水とは?赤城山の観光名所・伝説をまとめてご紹介!

興味のある方はこちらもチェックしてみて下さい!

徳川家康の墓の見どころ

・境内から離れた異様な雰囲気の場所

・徳川家康が埋葬された場所

・徳川埋蔵金が近くに眠る場所

日光東照宮・まとめ

以上が日光東照宮の不思議スポットのご紹介、見どころの解説でした。

東照宮は神秘と謎に満ちた、非常に面白い観光名所ですね。

もし日光への旅行を検討しているのでしたら、奥日光と呼ばれる自然豊かなエリアもおすすめです。

例えば、標高約1400m近くの「湯元温泉」や、かつて神々が争ったといわれている「戦場ヶ原」など、非常に面白い見どころが点在しています。

関連記事:奥日光の観光スポットを厳選してご紹介!戦場ヶ原の伝説や幻の湖とは?

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