【秘境】河口湖行くなら鳴沢氷穴・富岳風穴！見どころと周辺の観光スポットをご紹介！

関東屈指の人気観光スポットとして名高い「河口湖」

アクセスの良さや身近に自然を満喫できるスポットとして、毎年多くの観光客が訪れますが、その中でも「鳴沢氷穴・富岳風穴」という名所が注目されています。

こちらは富士山の溶岩によって形成された天然の洞窟で、実際に巨大な内部空間を探索することができます。

今回はそんな「鳴沢氷穴・富岳風穴」の見どころや歴史、周辺のおすすめ観光スポットなどを詳しくご紹介したいと思います。

人気観光スポット「鳴沢氷穴・富岳風穴」とは？

鳴沢氷穴・富岳風穴は山梨県河口湖近くに位置する、環状型の天然洞窟です。

周辺を富士の青木ヶ原樹海に囲まれた鳴沢氷穴・富岳風穴は、真夏の時期でもヒンヤリとした気温となっており、季節に関係なく氷柱や鍾乳石などを見ることができます。

また、国の天然記念物としても登録されており、山梨県の人気観光スポットの一つとして国内外から絶大な支持を得ているのです。

鳴沢氷穴・富岳風穴はどうやってできた？

鳴沢氷穴と富岳風穴は、富士山が噴火した際の溶岩流によって形成されたといわれています。

富士山の麓一帯には、100を超える洞窟が点在しているといわれていますが、もちろん富岳風穴と鳴沢氷穴は観光地化されているため、現在は安全に回ることができます。

鳴沢氷穴・富岳風穴の歴史

鳴沢氷穴が観光地化されたのは近代に入ってからです。

もともとは江戸時代中期から鳴沢村の地域住民を中心に開拓がスタートし、大正から昭和12年までの約30年間は蚕や農産物の保管庫としても利用されました。

また、大正時代には洞窟内の池から出る天然水や氷の採取も行っていたそうで、観光集客もこの頃に開始したといわれています。

第二次世界大戦時には観光客の減少に伴い、洞窟入口付近まで氷で覆われてしまったそうですが、後に整備が行われ現在に至るそうです。

鳴沢氷穴の見どころ

富岳風穴の前に、まずは鳴沢氷穴の観光ポイントについて詳しくご紹介したいと思います。

鳴沢氷穴は誰でも歩いて洞窟内に入ることができ、一周10〜15分ほどで回ることが可能です。

ここからはそんな洞窟内の見どころを解説していきます。

鳴沢氷穴の洞窟内部の様子

鳴沢氷穴は地上の受付でチケットを買ってから観光することになります。

洞窟内は天井が低い箇所もあれば、開けて歩き安い場所もあります。

また先程も触れた通り、洞窟内の温度は非常に低く肌寒いのですが、その代わり夏場でも氷の柱を見ることができます。

地獄穴

鳴沢氷穴の奥には「地獄穴」と呼ばれるスポットが存在します。

こちらは竪穴となっており、落ちれば二度と戻ってこれないと伝えられています。

また、一説ではこの地獄穴は神奈川県の相模湾・江ノ島まで続いているといわれており、江ノ島でも似たような伝説があるそうです。

関連記事：江ノ島は立入禁止区域だった？龍口明神社に伝わる五頭龍・弁財天伝説からひも解く江ノ島の歴史とは？【現地調査】

富岳風穴の見どころ

壮大な景観を誇る鳴沢氷穴ですが、そのお隣にある「富岳風穴」も非常におすすめな観光スポットとなっています。

富岳風穴は鳴沢氷穴の500メートル隣に位置する洞窟で、自然が創り出す壮大な鍾乳石や溶岩石が連なる構造となっています。

また、富岳風穴では当時の蚕の貯蔵庫が再現されていたり、岩に張り付くヒカリコゲなども見ることができます。

富岳風穴の洞窟内部の様子

洞窟内は鳴沢氷穴と似たような構造となっており、非常に見応えのあるポイントが点在しています。

例えば、富岳風穴の内部では溶岩鍾乳石と呼ばれる特徴的な溶岩の地層を観ることができます。

これはかつてここへ流れた溶岩が冷却される過程で固まったものであり、その壮大さを直に体感することができます。

また、洞窟内の一部はイルミネーションのようにライトアップされていますので、非常に幻想的な光景を目の当たりにすることができます。

富岳風穴・天然冷蔵庫

先ほどもお伝えした通り、富岳風穴内部はかつて蚕や農産物の貯蔵庫としても利用されていたため、今でもその痕跡が残っています。

富岳風穴は、一年中低い温度を維持できる環境のため、近代以降は養蚕や樹木種子の保管に利用されたそうです。

富岳風穴・光り苔

こちらは富岳風穴の奥にある「光り苔」と呼ばれるものです。

溶岩の壁に張り付いた苔が青白く光っているのですが、こちらは洞窟内に生息する微生物の餌となるそうです。

鳴沢氷穴周辺のおすすめ観光スポットもご紹介！

鳴沢氷穴と富岳風穴へ観光されるのであれば、他の河口湖周辺の観光スポットも併せて回ってみることをオススメします。

ここからは鳴沢氷穴・富岳風穴周辺に位置する、おすすめの観光スポットをいくつかご紹介したいと思います。

青木ヶ原自然歩道

洞窟すぐ横にある青木ヶ原自然歩道は樹海の散策コースとなっており、鳴沢氷穴からも下記のようなスポットへアクセスすることができます。

もちろん本格的なトレッキングをするのであれば、登山と同じぐらいの時間が掛かりますが、普段触れる機会のない大自然を歩き回ることができます。

道中にはモミやツガ、ブナなどの樹齢300年を超える樹木が立ち並んでおり、都会では決して味わうことのできない景色を楽しめます。

忍野八海

鳴沢氷穴から車で約30分ほどの場所に位置する「忍野八海」

こちらは富士山の地中から流れ出た水が地下に通っており、8つの湧水地やコバルトブルーのように輝く「中池」などによって構成されています。

その美しさから国の天然記念物としても登録されており、年間を通して多くの観光客が訪れる名所となっています。

近くには国の重要文化財を保有する「浅間神社」や古き良き日本家屋なども一般公開されていますので、河口湖付近を観光するのであれば、非常におすすの名所となっています。

北口本宮冨士浅間神社

北口本宮冨士浅間神社は、1900年近くの歴史を誇る日本屈指の由緒ある神社です。

森のように壮大な並木道の先には本殿が建てられており、付近の超巨大な御神木も見どころの一つです。

また、こちらの神社は数ある富士山登山口の一つとしても利用され、多くの登山客が訪れます。

富士山といえば世界遺産にも登録されている日本屈指の観光名所ですが、この北口本宮冨士浅間神社もその一部（構成資産）として認定されているのです。

神社の境内も非常にスケールのでかい素晴らしい造りとなっていますので、ぜひ一度観光されてみてはいかがでしょうか！

宝石物博物館

河口湖の人気室内観光スポットの一つ「宝石物博物館」

世界各地から集められた宝石、ジュエリー、原石などが細く展示されており、その数はなんと2,000点を超えるそうです。

また、真っ二つに割られた巨大なアメジスト、コハク、クォーツなどの原石や加工品が無数に展示されており、普通の博物館とは一線を画す様子がうかがえます。

また、それらの製造過程を再現した模型や説明書きなど、観光客を飽きさせない要素が散りばめられています。

フロント付近には宝石物博物館ならではのお土産なども売られているので、ジュエリー類が好きな方は鳴沢氷穴・富岳風穴と併せて訪れてみて下さい。

鳴沢氷穴・富岳風穴へのアクセス

都心部から鳴沢氷穴・富岳風穴へのアクセスは非常に簡単で、東京から普通列車を利用した場合でも2時間半、2500円前後でのアクセスが可能です。

今回は特急列車、普通列車を使用した2パターンのアクセス方法をご紹介します。

上記2つの到着時刻はほぼ同じですが、乗り換えの回数と料金が若干異なりますので、注意が必要です。

また、いずれかの方法で河口湖駅までアクセスしたら、今度はバスに乗り継ぎ鳴沢氷穴へ直行します。

氷穴駅バス停からは、道に沿って徒歩約5分ほど歩くと鳴沢氷穴に到着します。

鳴沢氷穴・富岳風穴まとめ

以上が鳴沢氷穴と富岳風穴、その周辺の人気観光スポットのご紹介でした。

これらが位置する山梨県河口湖付近は、まだまだ面白い観光スポットが点在していますので、興味のある方は他の記事もお読みください。

河口湖周辺でお得に宿泊するなら

鳴沢氷穴のある河口湖で宿泊施設の予約をする場合、「楽天トラベル」がオススメです。

国内外の宿泊施設を多数掲載しており、下記のような嬉しいメリットが盛りたくさんとなっています。

などなど、楽天トラベルならではの様々な恩恵が受けられます！

特に楽天ユーザーは普段の買い物だけで楽天ポイントがどんどん貯まるので、それを使ってホテル代を節約することも可能です。

楽天会員だけでなく、一般ユーザーにとっても非常にシンプルで使いやすいサービスとなっていますので、ぜひ一度ご利用されてみてはいかがでしょうか！