東京からアクセス良好なエリアと言えば、埼玉県が挙げられます。
埼玉といえば、関東でも有数の人気を得ている秘境スポット「埼玉県・秩父」のイメージが強いかと思います。
歴史あるスポットや自然が織りなす絶景を求めて、都心から日帰りで訪れる観光客も少くありません。
今回はそんな壮大な秘境を持つ「秩父」のおすすめ観光名所8選をご紹介していきたいと思います!
長瀞溪谷
秩父一の人気観光スポット「長瀞渓谷」
豊かな自然と圧倒的な存在感を放つ岩畳によって映し出される景色は、非常に幻想的です。
夏はボートで川下りを楽しみ、秋には真っ赤な紅葉を堪能できるなど、季節によって見どころが変化する観光スポットとしても知られています。
ちなみに、長瀞の岩畳は地中で作られた結晶片岩が地上へ姿を現した結果、このような景観となったそうです。
さらに、長瀞では普段は見ることができない「地脈」が姿を現す場所らしく、あの陰陽師でさえもパワースポットと呼んでいるほどです。
こちらは秩父観光には欠かせない秘境スポットとなっていますので、必ず一度は訪れたい場所ですね。
長瀞渓谷の観光Point
・幻想的な岩畳
・四季折々の景色
・地脈が地上へと現れた珍しい地形
秩父神社
秩父の顔役として人気を集めている「秩父神社」
西武秩父駅から徒歩でもアクセス可能な場所に位置しており、多くの旅行が訪れる人気の観光スポットとなっています。
その特徴は境内に設置された「子育ての虎」や「つなぎの龍」などのユニークな彫刻作品です。
これらの彫刻作品は、300年間の時を生きたと語られる江戸時代の彫刻職人「左甚五郎」によって制作されたと言われています。
左甚五郎の作品は日本各地に点在しており、この秩父神社でもその伝説的作品を見ることができます。
関連記事:【左甚五郎】300年生きた伝説の職人とは?彼の彫刻作品・ゆかりの地を解説
秩父神社と徳川家康ゆかりのスポット
秩父神社は1569年に徳川家康によって建て替えが行われたこともあり、境内には徳川ゆかりのスポットもいくつか見受けられます。
例えば家康を祭る日光東照宮には「三猿」と呼ばれる彫刻作品が設置されていますが、秩父神社にはそれとは真逆の「お元気三猿」が飾られています。
関連記事:日光東照宮のミステリーとは?不思議スポット4選の見どころ+歴史を解説します
また、彫刻作品以外にも珍しい樹木や、日本庭園をイメージさせるかのようなスポットも見受けられます。
秩父を観光する際は、まず最初に秩父神社でお参りをしてみてはいかがでしょうか!
秩父神社の観光Point
・左甚五郎の彫刻作品
・徳川家康ゆかりの地
・珍しい樹木や日本らしさ満点の境内
法雲寺
秩父の伝説が色濃く残る観光スポット「法雲寺」
13世紀創建の長い歴史を持つ法雲寺は、日本らしさを感じさせる和風な池や緑の草木、また秋には紅葉に染まる美しい観光スポットとして知られています。
しかし、法雲寺の最も面白い見どころは、お寺に古くから伝わる3つの秘宝です。
たとえば秩父法雲寺には下記のようなミステリアスな秘宝が展示されているのです。
法雲寺に伝わる秘宝
・龍の骨
・天狗の爪
・楊貴妃の鏡
古くから秩父には様々な伝説や民間伝承が残っていますが、ここ法雲寺ではそれらを自分の目で確認することが可能となっており、これらの展示品を見るために訪れる人もいるぐらいです。
ちなみに、法雲寺は西武秩父駅から少し離れた場所に位置している為、アクセスには若干時間がかかります。
しかし、秩父の伝説を間近で感じることができる為、少し不思議な観光スポットを訪れたい方には非常におすすめです。
もし法雲寺に興味のある方は、下記の記事も合わせてお読み下さい。
関連記事:秩父・法雲寺に伝わる「龍の骨」とは?法雲寺の伝説を実際に調査してきた
法雲寺のPoint
・美しい景観のお寺
・お寺に伝わるミステリアスな秘宝
橋立堂・橋立鍾乳洞
断崖絶壁の下にそびえ立つ「橋立堂」
緑に囲まれた自然と、声も出ないほどに壮大なその光景は、まさに秩父の秘境と言っても過言ではないでしょう。
もちろん、階段を登った先で崖下に建てられている橋立堂へ参拝することができます。
また、ここから下に降ると「橋立鍾乳洞」という洞窟の中へ入ることも可能です。
こちらは有料となっており、洞窟内の撮影は禁止されています。しかし、中は非常に涼しく快適で、10〜15分程の時間をかけて洞窟内を回ることができます。
洞窟内では、階段や狭い通路をしゃがみながら通る必要がありますが、普段の生活では味わえない体験をすることが出来ます。
一味違った秩父旅行を求めている方には、是非とも訪れていただきたい観光スポットの1つですね。
橋立堂・橋立鍾乳洞の観光Point
・断崖絶壁の景色
・崖の真下に鎮座するお寺
・圧倒的雰囲気をかもしだす鍾乳洞
即道神社
観光スポットではありませんが、この即道神社も面白い伝承が残る場所として知られています。
神社の名前にもなっている「即道」とは、かつて秩父に存在した僧侶の名前です。
秩父市教育委員会の著書「秩父の伝説」によると、即道は人間離れした身体能力を持っており、下記のような様々な仰天エピソードを持っていると言われています。
即道の伝説
・半日で江戸まで買い物から戻ってくる
・一日で2mの仏像を造る
・自身の爪で石に謎の文字を残す
一番最後の謎の文字とは「爪彫石」と呼ばれており、その暗号のように難解なモニュメントの詳細は、未だ明らかになっていないそうです。
これらの常識外れな行動から、「奇人」と呼ばれていた即道。その痕跡をこの即道神社で見学してみてはいかがでしょうか!
関連記事:秩父にある謎の暗号石とは?秩父の奇人・「即道」の伝説を調査してきた
即道神社の観光Point
・秩父に残る即道の伝説
・ミステリアスな爪掘石
三峯神社
秩父の奥地に鎮座する観光スポット「三峯神社」
標高1100メートル近くの場所に位置している三峯神社は、今から約1900年に東征中のヤマトタケルによって創建されたという非常に長い歴史を持っています。
三峯神社の境内はとにかく広く、下記のような観光名所を回ることができます。
三峯神社の観光名所一覧
・青銅鳥居
・随神門
・ヤマトタケル像
・三峯周辺の絶景を見渡せる休憩所
・樹齢800年の御神木
・美しい拝殿
御神木と拝殿のあるエリアは特に神々しく、神聖な雰囲気を堪能できます。
また、三峯神社の拝殿や御神木も素晴らしいですが、反対方向に位置する休憩所からは壮大な絶景を見渡すことも可能です。
三峯神社は秩父の観光スポットとしても人気ですが、東京・雲取山へのアクセスポイントでもあるため、多くの登山客も訪れる場所としても知られています。
秩父に来たら是非ともおすすめしたい観光名所なのですが、1102メートルに位置しているだけあって、徒歩で向かうのはかなり厳しいです。
なので、早朝に車かバス・電車を使ってアクセスする事をおすすめします。
※休日は10時頃でも車道が大行列になるので、注意が必要です。
関連記事:三峯神社の観光名所15選をご紹介!陰陽師も認めた関東1のパワースポットとは?
三峯神社の観光Point
・標高1102mに鎮座する神社
・自然豊かな境内
・約1900年の歴史
・休憩所からの絶景
・東京雲取山へのアクセス
秩父ミューズパーク
近年、秩父のおすすめ観光スポットとして注目を集めている「秩父ミューズパーク」
ギリシャをイメージさせるような「ミューズの泉」を始め、下記のようなスポーツ施設やアクティビティも楽しむことが出来ます。
・テニスコート
・プール
・F1リゾート
・レンタルサイクリング
・アスレチックパーク
これらは旅行者はもちろん、家族連れの方々にも人気の観光スポットとなっています。
また、ミューズパークの森に設置された巨大アスレチック「フォレストアドベンチャー・秩父」では、豊かな自然を活かしたアクティビティを体験できます。
こちらはレストランや宿泊施設、温泉なども併設されているので、旅行者にもおすすめの観光地となっています。
さらに、秋になるとイチョウが咲き乱れ、非常にキレイな並木道へ変わるスポットとしても知られています。
旅のついでではなく、是非とも秩父観光の目的の1つにして検討してみてはいかがでしょうか!
秩父ミューズパークの観光Point
・秋のイチョウ並木
・自然の中での巨大アスレチック
・豊富なスポーツ施設
・ギリシャ風のミューズの泉
西武秩父駅
観光名所とは少し異なりますが、西武秩父駅もおすすめスポットの1つてす。
東京からアクセスする場合に最も使われる駅であり、今までご紹介した秩父の観光地へアクセスする際にも、中継地点として利用される事が多いです。
また、種類豊富なフードコートや「祭の湯」と呼ばれる温泉施設も併設されており、秩父での旅の疲れを癒せる場所でもあります。
西武秩父駅周辺の宿泊施設も多数点在していますので、観光の際は是非とも立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
西部秩父駅の観光Point
・疲れを癒せる「祭の湯」
・種類豊富なフードコート
・周辺の宿泊施設
・秩父の各観光名所へのアクセス
秩父のおすすめ観光スポット・まとめ
以上が秩父の人気観光スポットのご紹介でした。
東京から日帰りでも泊まりでもアクセスできる身近な観光地ですので、是非一度訪れてみて下さい!
もし埼玉県の他のエリアなどにも興味がありましたら、下記の記事も併せてお読みください。