地元民おすすめの【十勝観光スポット7選】と絶品グルメを徹底解説!

地元民おすすめの【十勝観光スポット7選】と絶品グルメを徹底解説!のアイキャッチ画像

日本屈指の「メシウマ」な土地として知られている「北海道」

そんな北海道といえば札幌や小樽、函館などのイメージが強いかと思いますが、実は十勝地方も観光・グルメスポットが満載の土地として旅行客から人気を得ています。

今回は十勝を知り尽くした地元民の私が、帯広エリアを含む「十勝の観光名所・グルメスポット」をご紹介していきたいと思います。

北海道・十勝地方とは?

そもそも北海道の十勝地方とはどのような土地なのでしょうか?

十勝は1つの市(帯広市)と16の町、2つの村で構成されており、14ある振興局(北海道のエリア)の中でも面積が一番でかい地域と言われています。

画像;北海道 振興局(北海道のエリア)

十勝出身の松山千春さんの代表曲、「大空と大地の中で」の曲中でも、「果てしない大空」「広い大地」という歌詞がでてきますが、まさにその表現にぴったりな綺麗な青空と、広大な大地が広がっている地域といえるでしょう。

最近では2019年にNHKで放送されたドラマ「なつぞら」の舞台としても注目を浴び、それを見た大勢の観光客が道内、道外から十勝を訪れているのです。

十勝は北海道屈指の食の宝庫

十勝地方は広大な土地を活かした畑作農業が盛んで、下記のような作物が栽培されています。

十勝の有名作物

・小麦

・大豆

・小豆

・じゃがいも

・ビート(砂糖の原料)

etc…

さらに酪農王国十勝という名称があるように、大自然の中で育てた家畜から乳製品の生産、加工なども盛んに行われています。

十勝の酪農乳製品

・牛乳

・チーズ

・バター

etc…

また、十勝は漁港を含む町も点在していますので、鮭(アキアジ)やシシャモなど水揚げされた新鮮な魚介類を楽しむこともできます。

こうした十勝の特徴である、畑作や酪農、漁業が盛んなこともあり、十勝は北海道の食の宝庫とも言われています。

地元民おすすめの十勝・観光スポット

画像;十勝の風景

ここからは地元民の私が「十勝のおすすめ観光スポット」についてご紹介していきたいと思います。

十勝は中心地から車で30分~1時間ぐらいでアクセスできる近場の観光スポットや、半日から1日かけて訪れる名所などが点在しています。

広大な土地だけに、中心地の帯広を宿泊の拠点とされる方も多いですね。

そんな十勝のおすすめ観光スポットといえば、下記が挙げられます。

十勝の観光の見どころ

・十勝サホロリゾート(新得町)

・糠平湖周辺のエリア(上士幌町)

・タウシュベツ川橋梁

・オンネトー(足寄町)

・然別湖コタン

・ジュエリーアイス

・サホロリゾートスキー場

ではこれらの観光スポットをより詳しく解説していきたいと思います。

十勝サホロリゾート(新得町)

画像:十勝サホロリゾート(新得町)

十勝のおすすめ観光名所の中で、最も人気のスポットと言えば「十勝サホロリゾート」が挙げられます。

旅行客旅行客

「十勝の魅力をコンパクトな日程で存分に味わいたい!」

このような旅行プランを考えている方には是非ともおすすめの観光スポットですね。

サホロリゾートでは、下記のような施設を利用することが可能です。

サホロリゾートで利用できる施設

ホテル

ゴルフ場

スキー場

地元の食材を活かした料理が食べられる「レストラン」

北海道のヒグマを自然に近い形で見ることができる「ベア・マウンテン」

また夏や冬の時期には、下記のような一味違ったアクティビティを体験することができます。

サホロリゾートのアクティビティ

・カヌー

・ラフティング

・釣り

・氷上ワカサギ釣り

・スノーシューツアー

・スキー

・スノーモービル

などなど、季節によって様々なアクティビティを体験できることが非常に魅力的ですね。

サホロリゾートへは、十勝の玄関口である「とかち帯広空港」から車で約1時間20分、「新千歳空港」から車で約2時間程度ですので、アクセスも非常に良好な観光スポットといえるでしょう。

糠平湖周辺のエリア(上士幌町)

糠平湖周辺のエリア(上士幌町)

十勝の中でも自然の多い観光スポットとして有名な「糠平湖周辺エリア

十勝の上士幌町(かみしほろ ちょう)にあるこのエリアは、自然あふれた観光スポットであると同時に、帯広の中心地から車で約1時間20分程度と気軽にアクセスすることが可能な名所となっています。

糠平湖周辺では下記のような観光スポット・アクティビティを楽しむ事ができます。

糠平湖周辺の見どころ

・幻の橋「タウシュベツ川橋梁」

・ニジマスやブラウントラウトなどの釣り

・冬の氷上ワカサギ釣り

・糠平温泉郷スキー場

・日本一の広さを誇るナイタイ高原牧場

・ぬかびら温泉郷で温泉めぐり

などなど、サホロリゾートに負けず劣らずのアクティビティが満載ですね。

糠平湖のタウシュベツ川橋梁

画像:タウシュベツ川橋梁タウシュベツ川橋梁

かつて鉄道の線路として使われていた「糠平湖のタウシュベツ川橋梁」

ここは通称「幻の橋」とも呼ばれ、地元でも非常に歴史の深い場所として知られています。

メガネのような形状をした古いコンクリートアーチであることから、「メガネ橋」とも呼ばれており、古びた橋と大自然のコントラストは非常に心を揺さぶられる絶景となっています。

また糠平湖周辺には、日本一の広さを誇るナイタイ高原牧場、糠平温泉スキー場など、北海道らしい広大な風景やアクティビティを楽しむことができる観光スポットが満載となっています。

その後に「ぬかびら温泉郷」で日々の疲れを癒すこともできますので、非常に魅力満載のおすすめ観光スポットですね。

オンネトー(足寄町)

画像:オンネトー(足寄町)

十勝のおすすめ観光スポットで外せない場所といえば「オンネトー」です。

オンネトーとは、十勝足寄町にある周囲2.5Kの美しい湖で、地元では湖の色が5色に変わるとも言われています。

というのも普段は青い湖面のオンネトーですが、条件によっては周りの景色と混合し、色合いが変化して見えることもあるのです。

画像:冬のオンネトー

例えば下記の様な条件下だと、景色が変わって見えることがあります。

・季節

・時間

・見る角度

また、十勝地方は「十勝晴れ」という地元特有の言葉があるように、晴れた日の澄んだ青い空は非常に壮大ですので、湖とのコントラストもかなり美しいです。

そんなオンネトーも十勝観光の際は是非訪れていただきたい観光スポットですね。

冬におすすめの十勝観光スポット

北海道といえば冬の寒さが印象的ですが、逆にその環境を生かした観光スポット巡りやウィンタースポーツなども盛んに行なわれています。

十勝の冬限定であれば、下記のようなアクティビティ・観光名所は非常におすすめです。

十勝観光・冬の見どころ

・然別湖コタン

・ジュエリーアイス

・サホロスキー場

では、これらを詳しく解説していきたいと思います。

然別湖コタン

然別湖

冬におすすめの十勝観光スポット、1つ目は然別湖コタンです。

然別湖は十勝の鹿追町と上士幌町にまたがる湖で、冬になると水上が凍ることで有名な観光名所となっています。

また「オショロコマ」という天然記念物に指定された魚の生息地としても知られています。

この然別湖は、基本的にどの季節でも楽しむことができる十勝の観光スポットではありますが、冬の時期になると、「然別湖コタン(アイスドーム)」を見ることができます。

画像:然別湖コタン「オショロコマ」

コタンという言葉はアイヌ語で「村」という意味ですが、結氷した然別湖の水上に、冬限定で氷のアイスドームが作られるのです。

このアイスドームは、内部にバーなどが設営されており、テーブルや棚、グラスなども氷で作られています。

また然別湖コタンには、氷上露天風呂も作られるため、冬の広大な大自然を観ながら心も体も温まることができます。

非日常の銀世界を味わうことが出来る然別湖コタンは、冬には必ず訪れていただきたい十勝の観光スポットですね。

※このサイトでは、十勝「鹿追町」で農業体験をするために移住された方の体験談を公開していますので、興味のある方は是非そちらも合わせてお読みください。

【体験談】北海道・十勝で住み込み農業をしてみた・移住+農業に役立つ「暮らしの情報」

ジュエリーアイス

画像:ジュエリーアイス

冬におすすめの十勝観光スポット2つ目は、豊頃町の「ジュエリーアイス」です。

十勝地方の冬はマイナス20度になるほどの厳しい寒さですが、その環境下によってジュエリーアイスが形成されます。

→雄大な大地を流れる水が氷になる

→それが海に流れだす

→波で氷が削られ、海に打ち上げられる

こうして出来上がるのが、宝石のような天然の氷「ジュエリーアイス」です。

時間帯によっては、背景の景色や光の加減と相まって、幻想的な氷の宝石が様々な表情を見せてくれることもあります。

その光景を求めて、最近は多くの旅行客が訪れる観光スポットとなっています。

画像:夕方のジュエリーアイス

ジュエリーアイスを見ることができるスポットは、帯広中心部から車で約1時間程度の場所にある豊頃町の十勝川河口がおすすめです。

サホロリゾートスキー場

画像:サホロリゾートスキー場

十勝の新得町にある「サホロリゾートスキー場

先ほど1年を通して楽しめる観光スポットとしてサホロリゾートを紹介しましたが、このスキー場も非常に人気の高いポットとなっているのです。

例えば十勝の厳しい冬の寒さが生み出す「極上のパウダースノー」によって、非常に質のいい雪の上でウィンタースポーツを楽しむことができます。

一度このパウダースノーを味わうと、病みつきになること間違いないでしょう!

地元民がおすすめする十勝の絶品グルメ

ここまで観光スポットをメインに触れてきましたが、十勝や帯広は「絶品グルメ」の町としても非常に有名です。

先ほどもお伝えした通り、十勝は酪農を活かした乳製品や、豚などの畜産物が非常に美味しいと評判です。

そんな大自然の環境で生まれた「十勝の絶品グルメ」をご紹介していきたいと思います!

十勝のソウルフード「豚丼」

画像:十勝の名物「豚丼」

十勝ではラーメン、蕎麦、お寿司屋さんなどを見かける機会が多いですが、それらのお店で十勝のソウルフード「豚丼」を提供しているケースも少なくありません。

帯広市の名物であり、十勝全域で食べられているこの「豚丼」は、旅行者には必ず召し上がっていただきたい一品ですね。

豚丼専門店によって、調理法や味付けのタレが違うため、店ごとに微妙な味の違いを楽しむことが出来ます。

画像:タレのかかった十勝豚丼

なので何軒かお店を訪れて、自分好みの「豚丼の味」を見つけるのも面白いかもしれません。

他にもジンギスカンの名店「白樺」(帯広市清川町)や「インデアンカレー」など、地元民おすすめのグルメスポットを挙げたらキリがないですね。

このように十勝地方は多種多様なグルメスポットが豊富で、「食の宝庫」としての魅力も兼ね備えていますので、「食」をテーマに旅をしてみるのもオススメです。

北海道グルメにこんな歴史が‥地元民が解説する北海道の絶品グルメ料理✕開拓史!

十勝・帯広の極上スイーツと名物お菓子

十勝は「酪農王国」の特色を生かした乳製品やスイーツも非常に有名です。

六花亭名物・マルセイバターサン

例えば下記のお店は、十勝だけでなく北海道を代表するお菓子・スイーツの名店と言えるでしょう。

十勝の絶品スイーツ

・六花亭のマルセイバターサン

・ドラマ「なつぞら」にも登場した「あんバタサン」

・大きなスイートポテト「クランベリー」

・柳月の定番お土産「三方六」

・地元十勝のあずきを使用した「高橋まんじゅう屋」
(地元民から「たかまん」の愛称で親しまれている)

特に2019年にNHKで放送されたドラマ「なつぞら」の影響は凄まじく、「あんバタサン」は一時期品切れが続出していました。

また帯広を代表するお菓子屋さん「六花亭」と「柳月」は、店舗販売だけでなくカフェやレストラン、スーパー、などにも出店されているため、色んな地域で十勝の名物お菓子やケーキを購入することが可能です。

柳月が提供するグルメ体験

帯広の隣町「音更町」には柳月が提供するスイートピアガーデンという場所があり、そこでは下記のような体験ができます。

「柳月」スイートピアガーデンの見どころ

・工場見学

・体験工房

・カフェを備えた施設

また帯広市には「トスカチーナ」という柳月が運営するレストランもあり、年間を通して多くの観光客が訪れるグルメスポットとしても有名です。

六花亭の酪農グルメ

帯広本店をはじめとした「六花亭」では、先ほどご紹介したマルセイバターサンが有名ですね。

それ以外にも、酪農王国十勝のチーズを使った数種類のピザを食べることもでき、これが濃厚で非常に美味しいです。

また、帯広空港に近い「六花の森」では、大自然の中に建てられた綺麗なガーデンやレストランを備えた、中世ヨーロッパ風の観光スポットなどもあるので、こちらも十勝観光の際は是非とも訪れていただきたいですね。

画像:六花の森

「六花亭」や「柳月」など、帯広周辺だけでも1日中スイーツ巡りができるほどのグルメスポットがたくさんありますね!

またこれらのお菓子・スイーツは通販でも購入可能ですので、日本全国でその味を堪能することもできます。

十勝観光・グルメスポットまとめ

以上が北海道十勝地方の絶品グルメ・観光スポットのご紹介でした。

自然が生み出す壮大な観光名所はもちろん、グルメに興味のある方は特に楽しめる場所となっていますので、是非一度十勝に訪れてみてはいかがでしょうか!

もし北海道十勝での暮らしや、移住、農業体験などに興味のある方は、下記の記事も合わせてお読みください。

【体験談】都会女子が北海道で農業をしてみた・住み込みで地方移住して分かったこと