日光東照宮などの観光名所により、日本国内外から高い人気と知名度を得ている茨城県「日光」
そんな日光の奥側、「奥日光」と呼ばれるエリアには、戦場ヶ原や小田代ヶ原と呼ばれる広大な湿原が広がるスポットなどが存在します。
特に小田代ヶ原に現れる「幻の湖」や、様々な水上アクティビティを楽しめる「中禅寺湖」、落差約97mの「華厳の滝」など、非常に魅力的な観光スポットが満載となっています。
今回はそんな奥日光周辺のおすすめ観光スポットをご紹介したいと思います。
奥日光周辺の観光スポット
奥日光の特徴といえば、都会では味わえない壮大な大自然が挙げられます。
中でも下記のスポットは、国内外から高い評価を得ていることでも有名です。
奥日光周辺の観光地
・戦場ヶ原
・小田代ヶ原
・湯ノ湖
・中禅寺湖
・華厳の滝
・竜頭の滝
・明智平
・日光東照宮
また、これらの観光名所は東武日光駅からバス一方でアクセスできるため、移動もかなり快適です。
戦場ヶ原
戦場ヶ原は、栃木、群馬、福島をまたぐ日光国立公園内に位置しています。
東武日光駅から直通バスが出ているので、日帰り観光もギリギリ可能となっています。
また、広大な戦場ヶ原周辺を時間をかけてハイキングしながら探索することもできます。
毎年多くの観光客が訪れる戦場ヶ原ですが、その主な特徴や見どころは下記の通りです。
日光戦場ヶ原の特徴
・6km2の面積を誇る湿地
・古くから伝わる伝説
・広範囲に渡るハイキングコース
・湯滝や湯元温泉などへのアクセス
・満点の星空
また戦場ヶ原周辺は既に標高が1400mに位置しているため、年齢を問わず快適なハイキングを楽しむことが出来ます。
戦場ヶ原の伝説・伝承
そしてこの戦場ヶ原には、非常に興味深い伝説が語り継がれています。
後ほどご紹介しますが、日光には中禅寺湖という巨大な湖があり、かつてその場所をかけて神々が争いを起こしたと言われています。
その神とは、栃木県の二荒神、もう一方は群馬県の赤城神。
ニ荒神は蛇に姿を変え、赤城神はムカデに変身し、この戦場ヶ原にて戦いを繰り広げました。
この戦いによって戦場ヶ原は現在の何も無い広大な湿原となり、またその名前の由来にもなたっと言われています。
ちなみに、最終的に戦いに勝利し、中禅寺湖を手にしたのは栃木県のニ荒神だそうです。
赤城神は残念ながら戦いに敗れましたが、彼のホームである赤城山でも非常に面白い伝説が語り継がれていますので、興味のある方は下記の記事も併せてお読み下さい。
関連記事:【現地調査】赤城山に存在するに御神水とは?赤城山の観光名所・伝説をまとめてご紹介!
戦場ヶ原の観光Point
・中禅寺湖を巡る戦い
・神々の争いによりできた土地
・戦場ヶ原の名前の由来となった戦い
小田代ヶ原
戦場ヶ原と同じく日光国立公園内に位置する「小田代ヶ原」
戦場ヶ原に負けず劣らすの広大な湿地帯となっており、独特な雰囲気をかもし出しています。
そしてこの小田代ヶ原では、条件さえ合えば「幻の湖」と呼ばれる光景を観ることができます。
こちらは大雨の影響により、数年に一度だけ現れると言われています。
また、この小田代ヶ原は戦場ヶ原への通り道にあるので、ハイキングをされる際は必ず訪れましょう。
小田代ヶ原の観光Point
・広大な湿原
・戦場ヶ原への通り道
・数年に一度だけ観れる「幻の湖」
湯ノ湖
東武日光駅からバス一方でアクセスできる「湯ノ湖」
この湯ノ湖は、戦場ヶ原へハイキングに向かう際の出発地点となっており、周辺には下記のような見どころもあります。
・湯滝
・温泉街や宿泊施設
・満点の星空
・水上アクティビティ
奥日光のシンボルでもある湯ノ湖では、ボートをレンタルして釣りなどを楽しむことも出来ます。
この湯ノ湖も戦場ヶ原と同様に、標高が約1400m近くあるので、夏でも快適に過ごすことができます。
また、夜は周辺の湯元温泉で疲れを癒したり、満点の星空をのんびり眺めたりと、旅の宿泊地としてもおすすめです。
もし戦場ヶ原へのハイキングをしない場合でも、是非とも訪れていただきたい観光スポットの1つですね。
湯ノ湖の観光Point
・戦場ヶ原へのハイキングコース入口
・透き通るような湖
・湖でのアクティビティ
中禅寺湖
東武日光駅と奥日光の丁度中間ぐらいに位置している「中禅寺湖」
先程もご紹介した通り、かつてこの場所を巡って神々が争ったと言われています。
しかし、その景観はとても美しく、下記のような水上でのアクティビティも充実しています。
中禅寺湖で行えるアクティビティ
・カヌーレンタル
・船でのクルージング
・湖畔での釣り
また、こちらも東武日光駅からバス一方(約45分)でアクセスできるので、中禅寺湖を満喫した後にそのまま戦場ヶ原や湯元温泉へ向かうことも可能です。
華厳の滝
国内でも非常に人気の高い「華厳の滝(けごんのたき)」
こちらの滝は落差が約97mもあり、景色だけでなく滝の音さえも大迫力となっています。
また、秋には滝の周りに紅葉が咲き乱れ、驚くほど幻想的な景観に変わります。
四季折々違った見どころを楽しめるのも、奥日光の面白いポイントの一つですね。
華厳の滝は中禅寺湖から数分でアクセスできる観光スポットですので、こちらも是非訪れてみてはいかがでしょうか!
竜頭の滝
湯ノ湖と中禅寺湖を繋ぐ「竜頭の滝」
約210mほどの距離を勢いよく流れており、その様子を近くで眺めることができます。
下のゴツゴツした岩は、かつて周辺の男体山が噴火した影響により形成されたらしく、それがまた良い意味で滝の流れとマッチしていますね。
間近で迫力のある滝を見たい方には、おすすめの観光スポットです。
明智平
日光で1番の絶景スポット「明智平」
中禅寺湖から車で約30分ほどの場所に位置するこのスポットでは、ロープウェイに乗り明智平展望台へ上ることができます。
標高1373mの展望台から眺める日光・奥日光の景色は非常に壮大な景観となっており、中禅寺湖、華厳の滝など、周辺地域を一望できます。
ひと味違った景色を観たい方などには、おすすめの観光スポットとなっています。
奥日光へのアクセス
東京から奥日光へアクセスする場合は、電車がおすすめです。
その主なルートや料金は下記の通りです。
①新宿駅
→湘南新宿ライン・宇都宮行きに乗車
→栗橋駅下車
②栗橋駅
→東武日光線・東武日光行きに乗り換え
運賃計1,975円 約2時間30分 乗り換え2回
ちなみに、東武日光線から眺める田舎の景色はかなり幻想的ですので、是非そちらもチェックしてみて下さい。
東武日光駅からバスで各観光名所へアクセス
東武日光駅に到着すれば、各観光名所へのバスが出ているので、一本でアクセスできます。
※「湯元温泉行き」に乗車すれば、中禅寺湖を通って奥日光へアクセスできます。
東武日光駅から湯元温泉行きに乗車
→明智平
→中禅寺湖
→竜頭の滝
→三本松(戦場ヶ原最寄り駅)
→湯元温泉(湯ノ湖)
※約1時間20分
日光へ観光するから日光東照宮もおすすめ
もし奥日光へ観光されるのであれば、日光東照宮も必ず訪れるいただきたいスポットの1つです。
奥日光からは外れますが、東照宮には徳川家康のお墓や5000以上の彫刻、国宝指定の建物などがあり、関東でもかなり人気の観光名所となっています。
また、魔除けの逆さ柱と呼ばれるオブジェクトや300年生きたといわれている伝説の彫刻家・左甚五郎の作品など、不思議な要素も盛りだくさんとなってます。
もし日光東照宮に興味のある方は、下記の記事も併せてお読み下さい。
関連記事:日光東照宮のミステリーとは?不思議スポット4選の見どころ+歴史を解説します
奥日光まとめ
以上が奥日光とその周辺観光スポットのご紹介でした。
東京からもアクセスしやすく、豊富な自然に囲まれた奥日光は、どのスポットも魅力的ですね。
もし関東に旅行の際は、是非とも訪れて見てください!