皆さん、地方でのテレワークについて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
最近は一般企業もテレワークを積極的に取り入れてきており、出社しなくても問題なく仕事ができる環境が整いつつあります。
インターネット環境で行える業務であれば、在宅でも仕事が可能ですので、東京や大阪のような都心部の会社に勤めていても、地方移住が可能です。
でも、テレワークで地方移住って実際どうなの?
このような疑問を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今回は実際に地方へ移住し、テレワークを行っている私が、そのメリット・デメリットなどを感想を混ぜながら解説したいと思います。
この記事さえ読めばテレワークと地方移住についての理解が深まりますので、是非参考にしてみて下さい。
テレワークで地方移住した私の体験談
テレワークによる地方移住のメリット・デメリットを語る前に、実際に東京から田舎へ移り住んだ私の体験談をお伝えします。
私は岐阜県の田舎に住む男性・35歳。
私は、もともとは東京に住んでいましたが、ネットで仕事を行うようになってからは、岐阜県の田舎に移住しました。
というのも、人間関係の煩わしさや、働いても貯蓄がない生活に疑問を持ち、テレワーク環境下での地方移住に挑戦しました。
移住後は会社に勤めるのではなく、複数の仕事を行う「フリーランス」として活動しています。
最初は不安でいっぱいでしたが、今ではコスパの良い田舎で自由気ままに暮らしています。
東京から岐阜県の田舎へ移住したきっかけ
東京にいた頃は、某大手企業でメガネの販売員として仕事をしていました。
「大企業にいれば一生安泰」
人間関係や接客でどんなに疲弊してもこのような考えを持ち続けていましたが、とある日ネットで意外な情報を目にします。
それは、嫌な人間関係とは無縁な地方に住むテレワーカーの話でした。
その情報を目にした時、当初はとても驚いたことを覚えています。
この地方移住を行ったテレワーカーの話をきっかけに、私は自分の価値観に疑問を持ち始めます。
今でも鮮明に覚えていますが、疲弊した人生を変えられると思ったら、異常なほどにワクワクしましたね。
この想いから半年後に仕事を辞め、岐阜県の田舎に移住しました。
今思うと少し無謀でしたね笑。
地方移住後のテレワークは何をしている?
私は地方移住してから現在まで、会社に勤めることなくフリーランスとして生計を立てています。
「会社員は安泰」などの妄想はとっくの昔に捨てた、駆けだしのパラレルワーカーです。
また、私は「Webライター」や「ネット物販」などの仕事を複数もち、収入のリスクを分散していす。
まだまだ未熟者ですが、これからスキルを身につけていきいと思っています。
Point
- 人間関係や働き方に疑問を感じていた
- 地方移住を行ったテレワーカーの情報を目にする
- 自由な生活に憧れ、仕事を退職
- 東京から岐阜県へ移住
- 現在は田舎でテレワークでの業務を行う
- 複数の仕事を掛け持ちで行っている
テレワークで地方移住するメリット
テレワークで地方に移住したいと考えている人や、すでに計画を立てている人も多いでしょう。
しかし地方移住は良くも悪くも人生の大きなターニングポイントです。
まずは、とにかく情報を集めることをおすすめします。
私の場合は岐阜県の田舎に移住して、後悔したことはありませんし、メリットだらけでした。
しかし、移住者の中には地方が向いていない人がいるのも事実です。
ここからは、実際にテレワーク環境下で地方移住した私が思う、「メリット」と「デメリット」を正直に紹介していきます。
メリット① 家賃が安い
地方に移住する圧倒的なメリットは「家賃が安い」に尽きるかと思います。
地方の田舎に行くとわかりますが、明らかに家賃が安いです。
さらには空き家も多く、数十万の価格で家が買えるケースも珍しくありません。
田舎の空き家を買ってリフォームする人も多く、購入した物件をDIYしたり、それをYouTubeで流して稼ぐ人もいます。
それだけニーズがあるということですね。
少し話がずれてしまいましたが、地方ではお家を格安で借りられますので、固定費を一気に下げ、経済的負担を減らせるメリットがありますね。
Point
- 圧倒的に家賃が低い
- 田舎の空き家を購入する人もいる
- 固定費をかなり下げることができる
メリット② 時間が増える
テレワークは会社に出社する機会が少ないので、その分時間が増えます。
都心部に住んで会社に出社する場合は、下記の理由などもあり、時間を作ることが難しくなってきますね。
- 通勤に時間がかかる
- 人の目を気にして残業する
- 仕事の付き合いで飲み会に行く
これらはどんなに現状を変えたい強い意思があっても、なかなか改善は難しいですよね。
一方、地方でのテレワークでは、通勤や煩わしい人間関係とは無縁の環境になりますので、仕事が終わった途端に時間が余ります。
そして都心部に比べて、地方は「遊びの誘惑」が少ないので、自分の時間が自然と増えます。
あまった時間を趣味に活かすなり、スキルを磨くなり、自分の投資として使うと、時間の大切さが身に沁みてわかりますね。
時間に余裕ができる喜びは、テレワークで地方に移住する大きなメリットになるでしょう。
Point
- 通勤時間や不要な飲み会が無い
- 仕事が終わったら自由
- 遊びの誘惑が少なく、自分の趣味に時間を費やせる
メリット③ 自然の豊かさ
地方移住の大きな魅力の一つに、「自然の豊かさ」が挙げられます。
住みたい都道府県によって海、山、川と自然の形は違いますが、都心にはないリアルな大自然を見ると、好奇心をそそられますね。
都会生まれ・都会育ちだとしても、自然を目の前にするとなぜか遊びたくなるものです笑。
やはり人と自然は、人間が生きる本来の姿なのでしょう。
あなたも地方に行くと、必ず自然の魅力に引かれるでしょう。
地方に移住したら、思いっきり自然にふれてみてください。
Point
- 田舎の大自然は魅力的
- 毎日自然に触れて生活できる
メリット④ 情報通になる
働き方をテレワークに変えると、思いのほか色々な情報に詳しくなります。
なぜなら、ネット上で仕事をしていると、自然と検索スキルが上がるからです。
田舎でテレワークする場合、情報は命
この表現も決して大げさではなく、まさにその通りと言っても過言ではありません。
都会とは違い地方には不便な状況もあり、常に情報を確保しておく必要があります。
例えば「補助金制度」や「移住体験プログラム」などの情報も、それを知っているか否で生活環境が大きく変わりますね。
そして、その検索スキルや情報は趣味や仕事(記事執筆など)にも活かせる時もありますので、私の場合はメリットとして機能しています。
これらを調べ尽くした結果、いつの間にかその道の情報通になるのです。
Point
- 自然と情報通になる
- お得な情報があるか無いかで生活が変わる
テレワークで地方移住するデメリット
地方でテレワークを行っていると、デメリットに感じることも少なからずあります。
ここからは、私が感じたデメリットについても触れていきたいと思います。
デメリット① 交通環境の不便さ
地方には都会のように交通環境が整っていないエリアが沢山あります。
電車やバスが近所を通らないことも多いので、外出時の移動手段は車に限定される場合が多いです。
さらに、立地によってはスーパーやコンビニさえも近くにない場合もあるので、計画的に買い物へ行くこともあります。
都会の交通インフラを使いこなしてきた人にとっては、田舎の不便さはなかなか慣れず困惑しますので、デメリットの一つになりますね。
時間がたてば、ほとんどの人は慣れますが、中にはその環境に向いていない人がいることも事実です。
まずは田舎の不便さを理解し、どのように生活していくのか考えておきましょう。
情報をできるだけ多く収集し、しっかりと計画を立てれば、きっと良いプランが見つかりますよ。
Point
- 電車やバス亭が近所にないケースもある
- 買い物は計画的に行う
- 交通環境に慣れない人もいる
デメリット② 一人での地方移住は孤独
一人での地方移住は、人によっては大きなデメリットとなってしまうケースもあります。
テレワークでの仕事は、ほとんどの作業を自分一人で行いますので、孤独を感じることも多いです。
さらに、地方にへの移住となると、知人や友人とも会うことはできませんので、仕事の相談や、たわいのない会話を楽しむ機会もありません。
私が地方移住で困惑した最も大きな心の負担は、こういった「孤独」でした。
パートナーや友人など、頼れる仲間と移住するなら問題ありませんが、もし一人で移住する場合は孤独に対してしっかりと対策を考えておくべきでしょう。
今ではSNSがありますので、そこから人間関係を広げていくのも解決策の一つですね。
SNSで得た情報や仲間は、地方移住での孤独や不安から開放してくれます。
移住前に、自分と同じ境遇にいる人やアドバイスしてくれる仲間をみつけておきましょう。
Point
- 一人での移住は孤独
- SNSを活用すると不安を解消できる
- 家族と移住するなら問題なし
地方移住者支援サービスでテレワークの悩みを解決
ここまでテレワーク環境下で行う、地方移住のメリット・デメリットについて解説してきましたが、具体的な支援サービスなどもご紹介しておきます。
地方に移住したいけど、もし自分に向いていなかったら…
移住資金はどのくらいかかるのだろう…
このような不安を抱える人も多いでしょう。
ここからは、心配が拭えない人に向けてちょっとした朗報を紹介します。
不安解消① 移住体験プログラム
各都道府県で移住者を支援する「移住体験プログラム」があるのをご存知でしょうか?
その名のとおり、地方移住の体験ができるプログラムで、各自治体が提供しています。
※このサイトでは以前、北海道の移住体験プログラムに申し込まれた方の体験談をご紹介いたしましたので、下記の記事が参考になるかと思います。
関連記事:【体験談】都会女子が北海道で農業をしてみた・住み込みで地方移住して分かったこと
こういった移住体験プログラムは、同じ境遇の仲間ができやすく、個人的にもおすすめです。
最近は個人でシェアハウスを開業し、地方移住の素晴らしさを発信する人も増えてきた印象があります。
これらの情報収集を行う時は、ネットで「〇〇県 移住体験」と検索してみましょう。
そして「〇〇県 移住体験 Twitter」と検索してSNSを利用すると、移住先に詳しい人と繋がりやすくなります。
地方移住には向き不向きが少なからずありますので、不安な場合は移住体験プログラムに挑戦してみましょう。
Point
- 各自治体が移住体験プログラムを行っている
- 同じ境遇の仲間ができやすいい
- ネットで移住者の声を検索するのもアリ
不安解消② 補助金制度
地方移住者に朗報な「補助金制度」。
地方によっては人口が減少し、過疎化の恐れがある地域もあります。
この問題を打開するために自治体だけでなく、政府も地域創生に力を入れ始めました。
補助金は地方により少し異なりますが、条件を満たすと単身で50万円程度、家族がいれば100万円程度頂ける場合があります。
移住を検討している方であれば、使わない手はありませんね。
まずは、住みたい地域の自治体に問い合わせてみましょう。きっと丁寧に教えてくれますよ。
Point
- 自治体、政府による地方創生
- 条件により付与される補助金制度
移住+テレワークを行うならネット環境だけは必須
私が移住をして、本当に助けられたものは「インターネット」です。
ネットのおかげで、仕事やライフスタイル、人生も豊かになりました。
地方移住×テレワークを検討されていましたら、ネット環境だけは必ず整備しておきましょう。
※もし他にもテレワークの便利アイテムをお探しでしたら、下記の記事も参考にしてみてください。
関連記事:テレワーク向けのおすすめアイテムをご紹介!実際に使ったアイテムのみレビューしてみた
地方移住でのテレワーク・まとめ
以上が地方移住でテレワークを行っている私の体験談、メリット・デメリットについてでした。
テレワークでの地方移住は、私にとって素晴らしい経験の一つです。
私の人生はテレワーク&岐阜県移住で精神的にも豊かになりました。
都会で疲弊しているのなら、是非一度テレワークで地方移住に挑戦してみてはいかがでしょうか!