一人旅や家族旅行など、人によって様々な旅のスタイルがあるかと思いますが、最近は宿泊費を抑えつつ旅を満喫する楽しみ方も珍しくありません。
しかし、それと同時に下記のような悩み事も増えてきているのではないでしょうか?
「どの宿泊施設がお得なのか分からない」
確かに人によってはビジネスホテルや旅館が向いている場合もあれば、漫画喫茶などでの仮眠で十分というパターンもありますね。
そこで今回は、主に一人旅をする際に参考にしたい「各宿泊施設の特徴やメリット・デメリット」などを詳しく解説したいと思います。
※ この記事はどちらかと言えばバックパッカーや少人数、一人で旅をされる方向けの内容となっていますので、ご了承ください。
ビジネスホテル
一人でも複数人でも泊まれるビジネスホテルは、旅行者やサラリーマンなど、様々な用途で利用されています。
今回ご紹介する宿泊施設の中では、金額面的にはちょうど中間ぐらいのお値段となっていますが、ビジネスホテルならではのサービスが充実している印象があります。
ビジネスホテルのメリット
ビジネスホテルのメリットといえば、リーズナブルな値段と快適なプライベート空間が挙げられます。
値段に関しては泊まる時期やホテルにもよりますが、大体3,000〜7,000円前後での宿泊が可能であり、さらに複数人で宿泊すると一人の時よりも安く料金を抑えることができます。
また、ビジネスホテルは基本的に駅チカにある場合が多く、比較的アクセスも良好な場合が多いです。
さらにホテル内の大浴場での入浴やコインランドリー、朝食バイキングなどのサービスが付いているケースも少なくありません。
「ビジネスホテルはアメニティーや館内施設も充実している」
完全に素泊りでもオッケーなビジネスホテルもありますが、快適かつリーズナブルな魅力は温泉旅館にも負けず劣らずの印象ですね。
ビジネスホテルに宿泊するメリット
- 壁も厚くプライベートな空間
- 温泉旅館に比べて値段が安い
- 大浴場、朝食付きのオプションもある
- コインランドリーの併設
- 駅チカにある場合が多い
- 複数人で泊まると安い
ビジネスホテルのデメリット
ビジネスホテルのデメリットは、やはり値段がピンキリであることでしょう。
泊まる場所やオプション、人数、予約日などによって値段が変動してしまうため、急な予約を入れる場合は少し割高となってしまう場合があります。
後ほどご紹介しますが、ネットカフェやスーパー銭湯への宿泊よりも割高となってしまいますので、宿泊にお金を掛けたくない方には不向きかもしれませんね。
とはいえ、旅行サイトなどで予め予約を入れておいたり、楽天トラベルなどのポイントを利用すれば格安で泊まれる場合もありますので、個人的には一人旅にもオススメな宿泊施設となっております。
ビジネスホテルに宿泊するデメリット
- 値段がピンきり
- 当日の夜などは空いてない場合もある(当日予約は高くなる可能性あり)
- 夜食などのオプションを付ける場合は少々値段が上がる
- 一人で宿泊すると割高
- ネットカフェなどに比べて高い
- 田舎にはない場合がある
温泉旅館
恐らく旅行において最も利用される割合が多い温泉旅館ですが、最高の宿泊環境を求める方にとっては非常にオススメできます。
もちろん金額面での負担はありますが、それを超えるメリットも多いです。
温泉旅館のメリット
温泉旅館は天然のお風呂と満足度の高い食事、最高の睡眠環境などを目的に利用される旅行者が多い印象です。
実際に今回ご紹介する宿泊施設の中では最も人気といっても過言ではないでしょう。旅の疲れを癒やす天然温泉が併設されている宿であれば、さらに満足度も高くなりますね。
場所によっては海の幸を満喫できる料理や、その土地の名産品を使用した豪華な夜食を味わえる機会もあるため、グルメ好きにとっても大きなメリットがありますね。
また、温泉旅館も基本的に一人よりも複数人で泊まった方が安くなるケースが多いため、団体での旅行客がメインの利用者層でもありますね。
また最近は航空券や新幹線とセットになったお得なプランなどもあり、そちらを利用すればよりリーズナブルに旅行をすることが可能となります。
宿でも最高の時間を過ごしたい方には非常におおすめな宿泊施設となっています。
温泉旅館に宿泊するメリット
- 温泉がついている
- 食事が豪華
- 雰囲気は一番よい
- 航空券、列車乗車券付きプランなどもある
- 複数人だと安い
温泉旅館のデメリット
最高の時間を満喫できる温泉旅館ですが、当然お値段も高い傾向にあります。
食事付きであれば大体10,000円以上は掛かり、また一人で二人部屋に宿泊する場合はお値段もさらに高くなります。
人気観光地であれば当日の予約は難しく、運よく部屋を抑えることができたとしても事前予約より割高になってしまうパターンが多々あります。
また、部屋の防音性にも当たりハズレがあるため、夜中に騒ぐ人が隣の部屋になった場合は一気に最悪の環境となってしまいますね。
「温泉旅館にも当たりハズレがある」
温泉旅館に宿泊される方でそこまでモラルの無い人も珍しいですが、この辺りに関してはその時の運によるとしか言いようがありません。
とはいえ、全体的な満足度でいえばやはり温泉旅館がピカイチとなっていますので、お値段を気にしない方であればオススメの宿泊施設といえるでしょう。
温泉旅館に宿泊するデメリット
- 料金が高い
- 一人旅だと割高
- 当日予約はハードルが高い
- 部屋の防音性に当たりハズレがある
民泊
一般の民家を宿泊施設として提供している「民泊」。
都心部ではそれほど馴染みのない民泊ですが、料金面や雰囲気などでは旅のメインになりうりうるポテンシャルがあります。
また、最近は「Airbnb(エアビーアンドビー)」というサービスにより、格安の民泊を見つけることも可能になりました。
ここからは民泊のメリット・デメリットをそれぞれ覗いてみましょう。
民泊のメリット
民泊は基本的に一般民家の一室を提供しているケースが多いため、ホテルよりも比較的安く宿泊することができます。
立地や設備にもよりますが、大体3,000円前後で寝泊まりできる民泊が多い印象です。
また、家主の方や他のお客さんも一緒に宿泊している場合も多く、旅先でのコミュニケーションや情報収集の場としても役立ちます。
「現地の観光情報が手に入りやすい」
また、民泊によっては食事を提供しているケースもありますので、どこか懐かしいアットホームな雰囲気を味わうとができます。
こちらも一人旅との相性が非常に良い宿泊施設の一つですね。
民泊に宿泊するメリット
- 温泉旅館などに比べて安い
- 一般的な民家に宿泊できる
- 宿主や他のお客さんとコミュニケーションをとれる
- 比較的落ち着いた雰囲気を味わえる
- 料理を提供している民泊もある
民泊のデメリット
民泊によっては設備があまり良くない場合があります。
例えば、お風呂に入れる回数や順番に制限があったり、アメニティもホテルのように豊富には用意されていません。
また、木造民家の場合は壁が薄くなるため、隣の部屋や居間から物音が聞こえてくる場合もあります。
食事は別料金を取っているスタイルの民泊もありますので、場合によってはホテルとそれ程値段が変わらないこともありますね。
民泊に宿泊するデメリット
- 設備が良くない場合がある(風呂なし等)
- アメニティが少ない
- 木造建ての場合は壁が薄い
- 食事アリの場合は別途料金がかかる可能性がある
スーパー銭湯
個人的に一人旅やバックパッカーの方に1番オススメしたい宿泊施設こそ、このスーパー銭湯です。
入浴、食事、睡眠を行える環境が揃っており、今特に話題の宿泊施設ともなっています。
スーパー銭湯のメリット
東京都内や地方都市でも増えてきた印象のスーパー銭湯ですが、簡単に言ってしまうと広い浴場のある宿泊施設にあたります。
もちろん、営業時間が決まっている施設には寝泊まりできませんが、24時間営業で寝る場所を提供しているスーパー銭湯も少なくありません。
例えば、群馬県の沼田健康ランドなどは、日帰りでの入浴から大広間での宿泊(無料)、有料のカプセルシートでの宿泊も受け付けています。
関連記事:沼田健康ランドは群馬県でおすすめの宿泊施設だった・アクセス方法や料金の感想
また、地方での旅行でもスーパー銭湯は大活躍します。旅の疲れをお風呂で癒やし、食堂で美味しい夜食を食べ、大広間で眠るといった最高の時間を2〜3,000円ほどの料金で堪能することができます。
他にもマッサージやマンガ読み放題などのサービスを提供しているスーパー銭湯もあるりますので、宿泊だけでなく憩いの場としても非常におすすめです。
スーパー銭湯に宿泊するメリット
- 2,000〜3,000円程度で宿泊が可能
- 風呂上がりにぐっすり寝れる
- 食事なども提供している
- マッサージなどのサービス(有料)も受けられる
スーパー銭湯のデメリット
スーパー銭湯のデメリットとしては、宿泊できない場所もあるということが挙げられます。
例えば、22時までしか営業していないスーパー銭湯の場合は、そもそも宿泊ではなく日帰り入浴がメインとなります。
もし宿泊が可能であっても、施設によっては大広間で雑魚寝のような形になるケースもあるので、周囲のイビキや環境音などが気になる場合もありますね。
逆にそれらを許容できる方にとっては、料金的にも非常に満足度が高い宿泊施設となりますので、飛び込みで泊まる機会の多い一人旅との相性も良いといえるでしょう。
スーパー銭湯に宿泊するデメリット
- 宿泊不可の施設もある
- 大広間で雑魚寝をする場合は周囲の音が気になる
- 基本的に飲食物の持ち込みは禁止
ゲストハウス
人気観光地などでよく見かける「ゲストハウス」は、昔から一人旅を楽しむバックパッカーの方々に親しまれてきました。
民泊と同じように低価格での宿泊と他のお客さんとのコミュニケーションが大きな魅力となっており、一人旅においては非常に大きなメリットがある宿泊施設となっています。
ゲストハウスのメリット
ゲストハウス最大の魅力は、非常に安価な料金設定にあります。
場所によっては2,000円前後で寝泊まりできるゲストハウスもあるため、昔からバックパッカーなどに愛用されてきました。
そのため、国内で一人旅をされている方、海外から来たバックパッカーの方などが数多く寝泊りされており、多種多様な方々とコミュニケーションをとることができます。
一人旅は孤独になることが多々ありますので、人と話すだけでも安心感が生まれますね。
一般的なゲストハウスでは、ドミトリー(相部屋)が基本となってきますが、施設によっては個室などを選べるケースもあります。
ゲストハウスに宿泊するメリット
- 価格がかなり安い
- 色々な国の人とコミュニケーションを取れる
- 個室やドミトリー(相部屋)などがある
- 一人旅との相性は大抜群
ゲストハウスのデメリット
様々な国や地域の方々と交流ができるゲストハウスですが、コミュニケーションを取りたくない方にはおすすめしません。
特にドミトリータイプ(相部屋)だと、話しかけられたら断りずらい雰囲気もありますね…
「コミュニケーション」が人によってはデメリットになる可能性がある…
また、周囲の話し声が気になったり、イビキや雑音で眠れないケースなども多々あります。
相部屋では特に自身での裁量やマナーが求められますが、外国人にはそれが苦手な方も多く、結果的に十分な睡眠が取れないという事態にもなりかねません。
しかし、格安で宿泊できるメリットも非常に大きいですので、コミュニケーションを取ることが苦ではない方、相部屋が気にならない方などには非常におすすめの宿泊施設となっています。
ゲストハウスに宿泊するデメリット
- 知らない人と相部屋になる
- コミュニケーションを取りたくない人にはキツイ
- 周囲の物音が気になる
カプセルホテル
都心部では当たり前のように目にする機会が多い「カプセルホテル」。
値段の安さと一人での泊まりやすさが売りとなっていますが、場所によっては非常にお得に寝泊まりすることができます。
カプセルホテルのメリット
カプセルホテルは通常のホテルに比べて料金が安く設定されています。
一般的なカプセルホテルでは約3,000円前後、都心部では2,000円前後で宿泊することも可能で、場所によっては大浴場やカフェテリアが付いているケースもあります。
また、カプセルホテルはネットカフェとは違い、簡易宿泊施設として指定されていますので、寝心地も悪くありません。
唯一の問題は周囲の「音」が若干気になるぐらいですが、料金設定が割安であること、サービスが充実していることから一人旅と相性の良い宿泊施設となっています。
カプセルホテルに宿泊するメリット
- 通常のホテルよりも料金が安い
- 大浴場付きのケースもある
- 簡易宿泊施設なので寝心地は良い
カプセルホテルのデメリット
一般的なカプセルホテルは、ドアではなくカーテンなどで扉が仕切られているため、完全防音ではありません。
特に深夜帯の周囲の物音は気になりますので、その辺りは自身で耳栓を携帯するなどの工夫が必要となってきます。
また、基本的には一人部屋となりますので、深夜に友達とワイワイするような宿泊施設を探している方にはおすすめしません。
部屋の広さも人一人寝れるぐらいの大きさですので、よりよい環境を求める方はビジネスホテルなどに宿泊した方が無難といえるでしょう。
カプセルホテルに宿泊するデメリット
- 完全防音ではない
- 仕切りがカーテンのみ
- 基本一人部屋
- 寝心地はいいが狭い
ネットカフェ・漫画喫茶
漫画喫茶やネットカフェは、バックパッカーだけでなく終電を逃した社会人の方なども利用されますね。
特に漫画喫茶で横になれる座席は、フラットシートと鍵付き完全個室がありますが、ここでは鍵付き完全個室のメリット・デメリットを覗いてみましょう。
ネットカフェ・漫画喫茶のメリット
漫喫最大のメリットと言えば、宿泊費の安さが上げられます。
値段は都心、地方によっても変わってきますが、夜泊まるだけなら約2,300〜3,500円ほどで個室に泊まれます。
最近はシャワールームや鍵付き個室を完備した店舗も増えてきましたので、防犯面などでも安心感がありますね。
座席は床がマットになっているタイプがほとんどですので、寝心地は悪くありません。
また、店舗によっては自室の空調調節も自身で行なえたり、物音の少ない空間で過ごすこともできます。
マンガ喫茶でありながら、人に気を使わなくていい面は大きなメリットとなりますね。
ネットカフェ・漫画喫茶に宿泊するメリット
- 漫画読み放題、パソコン使い放題
- ドリンク、ソフトクリーム無料
- シャワー付きの店舗もある
- 毛布貸し出しがある
- 個室なら自身で空調調節が可能
ネットカフェ・漫画喫茶のデメリット
漫画喫茶は基本的に鍵付き個室以外はおすすめしません。
地方だと個室はなく、通常のブース席しか備え付けていない店舗も多いのですが、後者はとにかく音がうるさいです。
例えば、隣の人のいびきや咳、ガサガサ音、パソコンのタイピング音、目覚ましなど、眠りを妨げる要因はかなり多いです。
「正直、天井が区切られていないブース席では仮眠をとることも難しい」
一度眠りについても環境音のせいで、起きる→寝る→起きる→再び寝る…を繰り返していました。
鍵付き個室ならともかく、天井のない薄い壁のみで区切られているブース席の場合は高性能な耳栓を装備してなければ、かなりストレスになってしまいます。
私は実際に鍵付き個室、ブース席両方を体験しましたが、耳栓無しで寝ていたので後者はトータルで3時間ほどしか寝れませんでした。
もし寝過ごした場合は延長料金を取られてしまいますので、一人旅の場合はこの辺りも少し注意が必要ですね。
さらに、ホテルに比べて狭い環境、かつ場所によってはシャワー無しの場合もあったりしますので、ブース席の場合はあくまでも「仮眠」と考えたほうがいいかもしれません。
マンガ喫茶での宿泊に関しましては、下記の記事でも詳しく解説していますので、興味のある方は併せてお読み下さい。
関連記事:【検証】快活クラブは宿泊施設の代りになる?鍵付き個室とブース席両方で寝泊りしてみた
ネットカフェ・漫画喫茶に宿泊するデメリット
- イビキやガサガサ音が気になる
- 隣の人の目覚ましで起きる
- 寝過ごすと延長料金を取られる
- 場所によってはシャワーがない
- 基本的には狭い
個室ビデオ
個室ビデオはその名の通り、一人部屋に入りDVDや映像作品を鑑賞をするための施設です。
作品はアダルト系がメインのため、完全に大人向けの施設になりますが、国道沿いにて運営されている場合が多く、ドライバーが仮眠を取る際の宿泊施設として利用することも多いです。
個室ビデオのメリット
個室ビデオは映像作品、漫画、雑誌なども提供しているため、漫画喫茶とほぼ似たようなイメージとなります。
マンガ喫茶やネットカフェとの大きな違いとしては、「防音の個室」という点が挙げられます。
あくまでもDVD鑑賞をする場という立ち位置ですが、一人旅をされている方が宿泊されることも多く、下記のような理由により漫画喫茶よりも快適に寝れる印象です。
- フラットシートの部屋あり
- 防音効果により睡眠が邪魔されない
- 店舗によっては室内に空気清浄機が完備されている
また、個室ビデオは料金も安く、地域にもよりますが15時間のナイトタイムでも2〜3,000円が相場となっています。
最近はシャワー、モーニング(朝食)のある個室ビデオも増えてきましたので、快適性はかなり高いといえるでしょう。
また、繁華街や国道沿いで運営されている店舗が多いこともメリットの一つとなりますね。
個室ビデオに宿泊するメリット
- 完全防音
- 料金が安い
- シャワーが完備されている
- 繁華街や国道沿いにもある
個室ビデオのデメリット
先ほど、空気清浄機完備の店舗もあると書きましたが、それでもなお室内は乾燥します。
乾燥の度合いなどはある程度の違ってきますが、冬場などはやはり朝起きた時に喉が少し痛くなります。
また、防音といっても「完全防音」というわけではないので、深夜前までは隣の部屋のDVDの音や室外の足音がかすかに聞こえてきたりする事もあります(深夜帯はほとんど聞こえてきませんが)。
店内はキレイに掃除されていますが、衛生面が気になる人や潔癖症の人などは、不快さを感じるかもしれません。
「総合的な快適さとしは、個人的にカプセルホテルと漫画喫茶の中間ぐらい」
個室ビデオは場所が場所だけに少し入りづらい印象があるかもしれませんが、防音の効果はある程度満足が得られるため、一人旅の場合は漫画喫茶よりもおすすめの宿泊施設となっています。
個室ビデオに宿泊するデメリット
- 室内は乾燥しがち
- 深夜前は隣の部屋からかすかにDVDの音が聴こえる
- 衛生面が気になる
- 入店しづらい
寝台列車
寝台列車は夜間に運行している電車で、車内で寝ている間に目的地へ向かってくれます。
有名どころでは、東京→島根まで運行している「サンライズ出雲」などが挙げられますが、そのメリット・デメリットについても覗いてみましょう
寝台列車のメリット
寝台列車最大のメリットは、寝て起きたら目的地に到着できることですね。
サンライズ出雲を例にしてみると、一番安いフラットタイプの座席でも足を伸ばして横になることができ、漫画喫茶などに比べても比較静かではあります。
また、少し料金を多めに払えばベット付き個室などにも滞在できますので、快適度はかなり高いです。
一人旅をされる方にとって、移動と宿泊が同時にできることは大きなメリットとなりますね。
寝台列車に宿泊するメリット
- 移動が楽チン
- 飛行機と変わらない価格
- 比較的静か
寝台列車のデメリット
寝台列車のデメリットは、やはりお金と時間が掛かってしまうことですね。
サンライズ出雲なら島根→東京まで約14時間以上はかかり、料金も一番安くて15,000円ほどです。
また、人にもよりますが列車の揺れはある程度感じますので、途中で目覚めることも何度かありました。
「あくまでも電車内の宿泊なので、多少の揺れはある」
基本的に他の乗客の方々も寝ていますので、環境音はかなり少ないのですが、一番安いノビノビ座席はマットレスが敷かれてないので、床の固さが少し気になりました。
もし快適な環境で宿泊されるのであれば、個人的には個室がおすすめです。
寝台列車に宿泊するデメリット
- 車内は基本的に揺れる
- 時間とお金がかかる
- 料金プランによって寝心地が変わる
- サンライズ出雲はwifiなし
- 時期によっては少し冷える
車中泊
車中泊は旅の費用を抑えたい学生や社会人などが利用するケースが多いですね。
こちらは特にメリットとデメリットがはっきりとしているので、環境による快適性が重要なキーワードとなってきます。
車中泊のメリット
車中泊といえば、やはり宿泊費を抑えられるメリットが大きいですね。
道の駅などの駐車場に行くと、トラックの運転手や早朝に備えて仮眠をとる旅行者などを度々目にします。
特に地方の秘境エリアにアクセスする際は、近くに宿泊施設などな無い場合なども度々ありますので、そんな時は非常に利便性がいいですね。
また、車内の空調を調整できたり、車種によってはフラットシートなどに早変わりできる車などもありますので、人によっては最強の宿泊施設となりえます。
車であれば誰にも迷惑が掛からないので、完全にプライベートな空間を確保できることも、車中泊のメリットといえるでしょう。
車中泊で宿泊するメリット
- 道の駅などに停めれば無料
- 空調の調整が可能
- リクライニングにすれば足を伸ばせる
- 誰にも迷惑が掛からない
車中泊のデメリット
車中泊は金銭面でのメリットが大きい反面、もちろん常にデメリットとも隣り合わせです。
車種にもよりますが、車内が狭い+人数が多い場合などは非常に窮屈になります。
例えば、Kワゴンなどは後部座席をリクライニングできない場合も多いため、逆に不眠とストレスによる疲れが貯まるケースなども見受けられます。
「車の種類によってはストレスが貯まる」
また、冬場や夏シーズンなどはエンジンを付けたままにして空調調整する必要があるため、ガソリン代も少なからず掛かってきますね。
車の快適性が欠けている場合は、あくまでも仮眠をとる目的として利用するのがいいかもしれません。
車中泊で宿泊するデメリット
- 疲れはとれずらい
- 空調調整をするとガソリン代が掛かる
- 人数、車種によっては窮屈
キャンプ場
旅とアウトドアを組み合わせたキャンプ場での宿泊は、レジャー好きにはかなりオススメの宿泊施設となっています。
もちろん、キャンプ場ならではの良い点と悪い点がありますので、それらも詳しく解説したいと思います。
キャンプ場のメリット
もし、テントや寝袋などの装備一式を持っているのであれば、キャンプ場は非常に格安な宿泊施設となります。
都内でも1,000〜2,000円前後で寝泊まりできるキャンプサイトも多く、地方では無料開放しているフリーサイトなどもあります。
また、キャンプ場周辺の観光地を楽しみたい方などが利用するケースも多いため、レジャーと旅の両方を効率的に体験することが可能となっています。
以前別の記事でもご紹介した長野県野辺山の滝沢牧場なども無料のフリーサイトがあり、実際に泊まってみましたが、観光名所へのアクセスとの相性もバッチリでした。
関連記事:長野県・野辺山の観光スポット6選をご紹介!満点の星空と大自然を楽しめる名所を徹底解説!
一人旅をされる方のみならず、アウトドア好きにも特におすすめな宿泊施設といえるでしょう。
キャンプ場に宿泊するメリット
- 装備一式が揃ってればかなり格安になる
- 無料、もしくは格安で宿泊が可能
- 自然、レジャーを満喫できる
キャンプ場のデメリット
非常に格安での宿泊が魅力のキャンプ場ですが、テントなどの装備一式をレンタルされる場合は費用が一気に跳ね上がります。
「装備を持っていない場合はホテルに泊まった方が安上がりになる」
他にも寝袋の下に敷くマットが無い場合や、テントの大きさなどによっても快適性は変わってきます。
例えば、以前にご紹介した赤城山のキャンプ場は車でもアクセスできる地形となっていますが、9月でも夜は冷え込むため、生半可な装備だとかなりキツイですね。
関連記事:【現地調査】赤城山に存在するに御神水とは?赤城山の観光名所・伝説をまとめてご紹介!
この場合は冬用の寝袋やマットがあるかないかで、眠りの質や睡眠時間なども大きく異なってきます。
また、キャンプ場は基本的に最寄り駅から少し離れている場合が多く、車での持ち運びができない場合は旅の難易度も格段に跳ね上がりますね。
他にも周囲の環境音やシャワー無し、ネット接続ができない環境であるケースも多いので、これらが気になる方にはおすすめしません。
キャンプ場に宿泊するデメリット
- キャンプ用品一式をレンタルすると高い
- 装備の性能によって快適さが変わる
- シャワーがない場合が多い
- 最寄り駅から遠い
- ネット使えない
番外編・0円で宿泊する方法
旅におすすめの宿泊施設をご紹介してきましたが、ここからは一風変わった宿泊施設・方法をご紹介したいと思います。
正直、「宿泊施設」とは言えないような内容も含まれていますが、参考程度にお読みください。
Couchsurfing(カウチサーフィン)
日本ではあまり馴染みのないカウチサーフィンですが、簡単に説明すると自分の家に旅行者を泊めてもいい人(ホスト)を探して、無料で宿泊させてもらえるサービスです。
カウチサーフィン=無料という点ではメリットが非常に大きいように聞こえますが、安全性が確保されていないというデメリットもあるため、女性の方などのご利用は個人的にはオススメしません。
また、日本ではあまり普及していないため、どちらかと言えば海外旅行者向けのサービスとなっています。ご利用は際はあくまでも自己責任となりますので、ご了承ください。
カウチサーフィンのメリット・デメリット
- 無料で宿泊できる
- アプリで検索が可能
- 安全性が確保されていない
- 日本ではあまり普及していない
ファミレス・ファストフード店
泊まるお金は無いけど野宿は嫌、という方への最終手段でもあるファミレス・ファストフード店。
かなり邪道な手段ではありますが、24時間営業の場合はなんとか朝方まで時間を潰すことができます。
そもそも宿泊施設ではないので、退店をお願いされる場合がありますが、外の暗い環境に身を置くよりかは安全に過ごせます。
しかし、飲食店なので横になることは難しく、旅の疲れは取りづらい環境となるでしょう。
ファミレス・ファストフード店のメリット・デメリット
- 野宿のリスクを回避できる
- 退店をお願いされる場合がある
- 横になれないので、疲労は貯まる
野宿
安全面からなるべく避けたい野宿ですが、地方の誰も来ないような公園では稀に寝袋で寝ている人がいます。
バイクや自転車で一人旅をしている方にとっては宿泊費の節約にもなり、また夏などは田舎駅のホームなどで寝泊まりしている人もいますね。
野宿なので費用は抑えられますが、虫が多かったり気温の問題など、夏冬ともに厳しい環境での宿泊となります。
もちろん公園や駅自体が野宿を容認していない場合もあり、安全面においても保証はされていませんので、最終的には自己責任となります。
野宿のメリット・デメリット
- 費用がかからない
- 安全が確保されていない
- 虫が多い
- 管理会社が容認してないケースがある
もしお得に宿泊施設を探すなら
旅行先の宿泊施設を予約するのであれば、「楽天トラベル」がオススメです。
国内外の宿泊施設を多数掲載しており、下記のような嬉しいメリットが盛りたくさんとなっています。
楽天トラベルのメリット
- 泊まるだけで楽天ポイントが貯まる
- 今まで貯まった楽天ポイントを使ってお支払いが可能
- 料金の上限、駅チカ、ツアーパックなどの詳細検索
- バリュエーションに富んだ宿泊施設を掲載
などなど、楽天トラベルならではの様々な恩恵が受けられます!
特に楽天ユーザーは普段の買い物や宿泊だけで楽天ポイントがどんどん貯まるので、それを使ってホテル代を節約することも可能です。
楽天会員だけでなく、一般ユーザーにとっても非常にシンプルで使いやすいサービスとなっていますので、ぜひ一度ご利用されてみてはいかがでしょうか!
一人旅向け宿泊施設・まとめ
以上が一人旅やバックパッカーと相性の良い宿泊施設の特徴とメリット・デメリットでした。
都心や地方などで一人旅をされる際は、ぜひとも参考にしてみてください!