みなさん、日本で人気の移住先といえばどの地域を思い浮かべるでしょうか?
最近はリモートワークの普及により、地方移住への需要はさらに高まりつつあります。
「都会を離れて豊かな自然に囲まれながら暮らしたい。」
「でもいきなり他県に住むのは正直不安…」
皆様も地方移住に対して、このような憧れや期待、または不安を抱えていませんか?
そんな人たちに是非ともおすすめしたい移住先、それが「長野県」です。
長野県は地方の移住先として非常に注目を集めており、その理由として「大自然」、「グルメ」、「子育て」など、開放的で住みやすい土地柄などが人気のポイントになっているのです。
今回はそんな「移住したい都道府県ランキングで15年連続1位」として知られる長野県、その中でも魅力満載の町「長野市」に移住するメリット・デメリットを現地在住の私がお伝えしていきたいと思います。
長野市在住の筆者のご紹介
初めに簡単な自己紹介をさせていただきます。
私は生まれも育ちも長野県、小さな頃から自然と触れ合いながら育った田舎暮らしのプロです!
現在は商社の営業マンとして地域に密着したお仕事をしており、現在も長野県長野市に在住しています。
週末には家族で外出し、自然を満喫したりと、都会とはまた一味違う心地の良い日々を長野県で過ごしています。
長野市に移住する際のメリット
首都圏への良好なアクセスや美しい自然が印象的な長野市ですが、移住する際のメリットとしては大まかに下記のような例が挙げられます。
長野市に移住するメリット
1,家賃相場や土地が安い
2,見渡す限りの大自然
3,長野の魅力的なグルメ
4,他都市へのアクセスが良好
実際に長野市に移住するメリットはまだまだ他にも沢山ありますが、今回はこの4つの項目を詳しく解説していきます。
1,長野県は家賃相場や土地が安い
地方への移住を検討する際に、一番気になるポイントが家賃や土地の相場です。
長野市の賃貸家賃相場は1LDKで6万円~8万円ですが、5万円台の物件も数多く掲載されているケースもあります。
私も以前は1LDKの賃貸に住んでいましたが、家賃は駐車場やその他経費込みで5万5千円に収まっていました。
大手賃貸サイト「ホームズ」「SUUMO」「ホームメイト」の三社平均は7.2万円ほどですが、東京都の家賃相場であれば10万円を軽く超えてくる物件もあります。
以前に別の記事でもご紹介した通り、やはり東京都の家賃は非常に高く、ここが一つのマイナスポイントとして挙げられていました。
【体験談】東京生活のメリット・デメリットを語ろう 東京に上京・進学するなら知っておくべき知識
その点、長野市ではアパートやマンションを契約する際の家賃のハードルは低く、月の生活費の助けとなることは間違いありません。
この首都圏と比較した「家賃」の安さも長野市に移住するメリットの一つといえるでしょう。
長野市のマイホームは安い?
続いては長野市の土地の相場について解説します。
まず最初に、長野市でマイホームを購入する際の土地相場を観てみましょう。
長野市平均19万円/坪
全国平均 65万円/坪
首都圏平均111万円/坪
(株式会社Land Price Japan調べ2020年、「令和二年」)
土地価格相場が分かる土地代データ:https://tochidai.info
この内容からも分かる通り、土地の安さに関しては首都圏よりも長野県の方が圧倒的に安いですね。
単純に平均ベースで考えると、100坪購入するのに190万円しか費用にかからないことになります。
長野市では広い土地を活用し、庭先で大きな家庭菜園を営むご家庭もよく見かけますので、工夫次第では自然と触れ合うような生活も可能です。
また、長野県はマイカーを所有する方が多いので、自宅に駐車場を設ける事も想定した土地選びが必要になってきます。
もちろん購入する場所の規模などにもよりますが、長野市に移住する際のメリットとしては非常に大きなポイントになるのではないでしょうか。
2,長野市は見渡す限りの大自然が豊富
長野に移住する際の魅力として外せないのが、豊かな自然です。
一歩外へ出れると、すぐ手の届くところに緑があり、日々のストレスを忘れてゆっくりとした一日を送ることができます。
またその大自然を活用した観光スポットで、登山やキャンプ、川遊び、冬になればウィンタースポーツを楽しむこともできます(雪化粧された山々はまさに絶景です!)
また長野市には旅行者も多く訪れる観光名所も点在しており、下記のようなスポットへ日帰りでアクセスすることもできます。
長野市の人気観光スポット
・戸隠村
・忍者の里 ちびっこ忍者村
・茶臼山動物園・恐竜公園
・川中島古戦場史跡公園
・長野オリンピックミュージアム
・豊野温泉 りんごの湯
などなど、長野市から少し移動するだけで手軽に楽しめるスポットが充実しています。
特に「戸隠村」に関しては、戸隠神社、戸隠スキー場、鏡池など様々な名所が集まっており、尚且つ長野駅周辺から車で40分~50分程とアクセスも良好です。
四季折々の美しい風景や壮大な自然を楽しむために、県外からも多くの観光客が足を運び、リピーターとなる方も多いです。
そんな雄大なエリアを毎週家族でお出かけできる長野市は、伸び伸びと子育てをしていきたいと考えている移住者にとっても大きなメリットの一つになりますね。
もし長野市の観光スポットについて詳しく知りたい方は、下記の記事も合わせてア読みください。
地元民が本当におすすめする【長野市の観光スポット11選】長野市の秘境スポットとは?
3,長野県は新鮮なグルメも魅力
観光地の多い長野県は、バラエティー豊かなグルメ料理にも定評があります。
土地的に水源も多く、おいしい水を使った料理も魅力的の一つですが、長野県では下記のような食べ物が有名ですね。
長野県の人気の食べ物
・信州そば
・五平餅
・おやき
・りんご
etc…
自然のエリアが多いだけに、綺麗な水を使った蕎麦はコアなファンも多く、県内では食べ歩きなども楽しめます。
他にも広大な土地を活かした牧場も多く、牛・豚・鶏はもちろん、鹿や猪などのジビエ料理も楽しめます。中でも私ものおすすめは「りんご和牛 信州牛」です!
この牛肉はりんごなどの厳選された飼料を与えられ、じっくりと肥育されたこだわりの和牛となっており、県内ではこちらを取り扱っている飲食店も多いです。
グルメ好きでなくとも新鮮でメシウマな料理を官能できる長野県は、移住者にとって非常に大きなメリットになりますね。
4,長野市は都心・他県へのアクセスが良好
長野市に移住する際のもう一つのメリットに、「他都市とのアクセスが良好」というポイントも挙げられます。
しかし、移住を検討されている方の中には、現在も東京都内の会社に務めている方も少なくないかと思います。
「リモートワークなので移住したいけど、会社は都内だし…」
というような悩みを持つ方もいらっしゃいますが、実際は長野市から都市部へのアクセスは非常に快適で、時間もそれ程かかりません。
例えば長野市には新幹線が通っているので、下記のように迅速な移動が可能となります。
長野市→首都圏へのアクセス例
長野駅から東京駅まで北陸新幹線で約1時間30分
車でも高速道路を使えば3時間少々
「現在テレワークで月に数回東京へ出社する」といった方でもギリギリ通うことができる範囲ではありますね。
また、海のない長野県ですが、石川県や新潟県などの北陸へのアクセスも非常に充実しているので、家族で海水浴や釣り、海鮮グルメの旅なども楽しむことができます。
首都圏や他県への交通網に関しては、他の地域へ移住するよりも大きなメリットになることは間違いありませんね。
長野県に移住する際のデメリット
これまで長野市のメリットをお伝えしてきましたが、デメリットについても触れていきたいと思います。
長野市というよりかは、「長野県」へ移住する際のデメリットとして読んでいただけたら幸いです。
長野市に移住するデメリット
1,マイカーを持たないと何かと不便
2,冬がかなり冷え込み思わぬ事態に…
3,都心と比べると買い物に不満も…
これらは私が実際に感じたデメリットでもあり、長野県へ移住してきた方々がよく口にする悩みでもあります。
1, マイカーを持たないと何かと不便
長野市だけの問題ではありませんが、マイカーが無いと日常生活はかなり不便になります。
また下記のようなメンテナンスなども必要になってきますので、その分の出費も相対的に増えていきます。
・車のローン
・ガソリン代
・自動車保険
・冬にはスタッドレスタイヤ
もちろんマイカーを持たなくても生活はできますが、どこへ行くにも都会ほど公共交通機関が発展しているわけではないので、不満を覚える方も多いのが実情です。
買い物をする際も、お店が一軒一軒離れているケースも珍しくないので、その都度バス等で移動していたら当然時間がかかります。
少しだけの移動や買い物であればバスやタクシーでも移動可能ですが、やはり車が無いと不便であることは間違いないでしょう。
2, 長野県の冬はかなり寒い
人によっては最大のデメリットになりうる長野移住の障壁、それが「冬の寒さ」です。
ご存じの通り、長野県の冬はかなり冷え込み、雪が降ることでも有名です。
朝起きて家の窓を開けようとしても凍っていて開かないことがあったり、通勤前は車の窓ガラスが凍結している時もあるので、その際はエンジンをかけて暖気をする必要があります。
また、室内との気温差で窓や壁に結露ができるため、カビが生えてしまう原因にもなります。
「冬の寒さによる問題は割と多い…」
ですが、ホームセンターに行けば各種の対策グッズはラインナップも豊富に揃っていますので、車のメンテナンスに関しては簡単に解決することが可能です。
とはいえ、除雪作業や暖房器具の完備なども必要になってくるので、時間と手間がかかるケースも決して珍しくありません。
ここも移住者にとってはデメリットとなるポイントの一つですね。
3, 長野県は買い物が不便
長野市では、買い物には困らない程度のスーパーやホームセンター、飲食店などはありますが、やはり都心と比べると、どうしても見劣りする部分があります。
24時間営業のお店が少ないことや、ショッピングモール・百貨店など、大型の商業施設なども多くはないので、やはり物足りなさを感じてしまう方もいます。
決して生活面でどうしても困るという訳ではないので、デメリットとまでは言いませんが、やはりこの部分に関しては悩みも多いです。
しかし、ネットショッピングを適度に活用すればある程度生活を改善できますので、気にならない人にとっては大きなデメリットにはならないでしょう。
長野県に移住者におすすめのアイテム
ここまで長野県、長野市のメリット・デメリット両方を語ってきましたが、ついでに私が思う移住する際の必須アイテムもご紹介したいと思います。
長野市に移住する場合は、少なくても下記のアイテムは必要になってきます。
必須アイテム① 車
先ほどもお伝えした通り、多くの人にとっては必須ですね。公共交通機関の本数が少ないので、持っていればかなり便利です。
長野県に就職する際にも有利になることは間違いありません。
必須アイテム② 暖房器具
長野県ではストーブやエアコン、こたつ等の暖房器具が無いと冬が越せないといっても過言ではありません。
長野県に移住する際は必ずご購入されることをおすすめします。
必須アイテム③ 除雪器具
冬場は長野市内でもかなり雪が降る地域があります。雪かき用のスコップだけでも良いので購入しておくと便利です。
長野市移住のメリット・デメリットまとめ
以上が私が感じた、「長野県・長野市に移住する際のメリット・デメリット」でした。
移住者にとってのメリットやデメリット、優先順位はもちろん人それぞれ異なるかと思います。
しかし、長野県はまだまだ魅力のあるエリアが沢山ありますので、観光地などをベースに移住先の候補を決めてもいいかもしれませんね。
長野のおすすめ観光スポット14選!秘境から定番観光スポットまで厳選してご紹介
もしこの記事が皆様とって、今後の参考になれば幸いです。
※このサイトでは長野県と同じく人気の移住エリアである「静岡県三島市」についてもご紹介していますので、興味のある方は下記もお読みください。