今日本で最も売れているスマホ端末「iPhone SE2」
私もAndroid(Xperia1)からiPhone SE2へと買い替えて約1ヶ月が経過しましたが、使い勝手はかなり良く、満足度も非常に高いです。
しかし、ずっとAndroid端末を使用していたユーザーからすると、機能的な面で少々不便に感じてしまうシーンなどもあります。
そこで今回は、iPhoneに乗り換えたユーザー目線から、iPhone SE2のメリット・デメリットをAndroid端末と比較しながらご紹介したいと思います。
AndroidからiPhone SE2に買い替えて感じたメリット
まず最初にAndroidからiPhone SE2に買い替えて感じた「メリット」についてご紹介していきたいと思います。
あくまでも個人的な感想ですので、その点はご了承ください。
メモリ低くてもサクサク動く
AndroidからiPhone SEに乗り換えて1番最初に感じたメリットは、サクサク快適に動く動作ですね。
私が以前までメインスマホとして使用していたXperia1は6GBのRAM(メモリ)を搭載していましたが、対してiPhone SE2は3GBとなっています。
しかし、アプリや本体パフォーマンスに関しては、メモリが倍近くあるAndroid端末と同等、体感的にはそれ以上に感じます。
実はAndroidOSはiosと比べて、アプリを動かす際に少し複雑なデータ処理を行わなければならず、それに伴う形で大容量のメモリが必要となります。
逆にiPhoneはシステムの関係上、メモリが低くてもAndroidと同等以上のパフォーマンスが出せる仕組みになっているのです。
ですので、スマホは必ずしも「大容量メモリ」=「高性能」というわけではないのです。
この部分は「二次キャッシュ」やアプリの「コンパイル」など、少しややこしい話になってきますので、興味のある方は下記の記事をお読みください。
関連記事:iPhoneがAndroidよりも低メモリなのに動作がサクサクな理由を解説
iPhone11と同等のプロセッサが搭載されている
iPhone SE2は「A13 Bionic」と呼ばれるプロセッサを採用しており、これは11に使われていたものと同じです。
そのため、iPhone SE2は11とほぼ同等の性能を持つといわれています。
確かに重たいアプリやゲームをプレイしても処理落ちすることはなく、また本体の発熱も少なめです。
さらに高さ、幅、厚み、重量なども11に比べてコンパクトな設計になっており、単純な軽量化だけではなく性能をほぼ引き継いでいる点もユーザーにとっては大きなメリットになりますね。
高性能なのにコスパがいい
これまでご紹介してきたように、高い性能を持つiPhone SE2ですが、ユーザーにとって1番大きなメリットは「コスパの良さ」です。
iPhone SE2の64GBは最安で42,980円(税込み)となっておりますが、その性能を考えてもかなり安く設定されています。
価格を抑えた分、有機ELが搭載されていなかったり、解像度が従来のシリーズより若干低いこと、バッテリー容量が少ないなどのデメリットもありすが、正直普段使いでは大して気にならないレベルでした。
iPhone独占アプリ
iPhoneのアプリには、Androidにはない独占アプリが多々あります。
例えば、下記のアプリはiosでのみのリリースとなっていますね。
- 動画制作「iMovie」
- 音楽制作「ガレージバンド」
- プログラミング実行・学習アプリ「Pythonista」
- サブスクリプションゲームサービス「Apple arcade」
などなど、iosのみにリリースされているアプリは意外とある印象です。
ここは人によってはAndroid端末からiPhoneへ買い替えるメリットになるケースも多そうですね。
AirPods Proとの連携が便利
iPhoneはアップル製品との連携がとにかく便利です。
特にAirPods Proとの連携は非常に簡単で、本体のBluetoothをオンにするだけで自動でペアリングが行われます。
さらに、AirPods Proをダブルタップするだけでオーディオ操作が可能だったり、Androidでは対応していない操作設定(タップアクションのカスタマイズ)などもiPhoneから行えます。
また、iPhoneの画面上でAirPodsのバッテリー残量をひと目で確認できたりもします。
アップル製品との交換性や連携操作に関しては、Androidで使うよりも利便性が増すので、ユーザーにとっては大きなメリットになりますね。
予測変換と文字修正が優秀
iPhoneのデフォルトの文字入力はかなり優秀です。
例えば、英単語の綴が間違ってたとしても自動で補完してくれたり、スペルミスがあった部分を赤色のアンダーラインでマークしてくれる機能などが備わっています。
これにより、入力時のタイプミスがかなり減りますね。
もしこちらが合わない方や、日本語の予測変換に不満がある場合は、グーグルキーボードなど外部アプリなどを使うのもアリです。
toch id が優秀
私が他の機種ではなく、iPhone SE2を選んだ最大のメリットとしては、このtouch idの存在がかなり大きいです。
皆さまもご存知の通り、最新のiPhone 12は指紋認証ではなく顔認証を搭載しているため、マスクを着用しているとロックか解除しずらい現象が起きてします。
それに対して、iPhone SE2は見事その欠点をtouch idで補っており、ロックの解除がかなり楽な仕様となっています。
また、私が以前使っていたXperia1だと、指が少しでも湿っていたら指紋が認証されないなどのデメリットがありましたが、iPhone SE2のtouch idの精度は非常に高く、相当指が濡れていない限りは一発でロックの解除ができます。
私はiPhone SE2に買い替えてからこの部分のストレスが一気に減りましたので、個人的にもかなり大きなメリットになっています。
SIMフリーならどのキャリアでもネットに繋がる
iPhoneのSIMフリー端末であれば、どのキャリア回線を使っても快適にネットに繋がるというメリットがあります。
私はこれまでSIMロック解除済みのSoftbankスマホにUQ MobileのSIMカードを差して使ってきましたが、やはり「他社の端末」+「他社のSIMカード」を使用すると、壁の厚い飲食店などでは電波繋がらなかったりするケースが多かったです。
というのも、各キャリアのスマホは自社回線対応のバンドというものが優先的に設定されており、他社回線が使用しているバンドに対応していないケースも多いのです。
しかし、キャリア端末ではないSIMフリーのiPhone SE2に乗り換えたところ、この問題はすぐに解決しました。
今まで繋がらなかった建物の奥やカフェでも電波が通りやすくなり、外でのネット環境がかなり改善されました。
もし皆さまもiPhoneへの買い換えをご検討されているようでしたら、アップルのSIMフリー版の購入をおすすめします。
文字の音声読み上げが便利
iPhoneにデフォルトで備わっている機能の一つに「文字の読み上げ機能」があります。
こちらは画面上の文字や文章を選択し、「読み上げ」と書いてあるボタンを押すと、設定した言語での読み上げを行ってくれます。
一見すると大して重要な機能ではないように見えますが、ブラウザやアプリの記事を目ではなく音声として聞きたい場合や、英語文のリスニングなどにも役立ちます。
Androidでは、端末によってはアプリを入れれば読み上げが可能ですが、iPhoneは最初からこの機能が搭載されており、また幅広いボイスを選択(ダウンロード)が可能となっています。
この機能を利用すれば、語学学習がより効率的になるため、人によっては非常に大きなメリットになります。
下記の記事では、iPhoneの音声読み上げ機能などを使った英語学習方法などを詳しくご紹介していますので、ぜひこちらもお読みください。
関連記事:iPhoneで楽しく英語学習ができる!おすすめアプリと本体設定で英語学習を効率化しよう!
サイズ的に持ち運びが便利
iPhone SE2に限定されるかもしれませんが、持ち運びはかなりスマートになりました。
最近のスマホはサイズも巨大化してきており、iPhone SE2の4.5インチに対してAndroidは6.5インチサイズの端末もめずらしくありません。
巨大スマホをポケットに入れて持ち歩くと、屈んだ際に窮屈になったり、ズボンの型くずれを起こしてしまう原因にもなる場合があります。
しかし、iPhone SE2ぐらい小型であれば、それほど窮屈に感じることもなく、ポケットの膨らみなども気になりません。
この辺りは人によってはさほど重要ではない場合もありますが、私は軽量化によるメリットは少なからず感じました。
AndroidからiPhone SE2に買い替えて感じた・デメリット
ここまでiPhoneのメリットについてご紹介しましたが、デメリットについても触れていきたいと思います。
AndroidにはあってiPhoneにはない機能なども詳しくご紹介していきますので、ぜひ買い替え時の参考にしてみてください。
戻るボタン(仮想ボタン)がない
iPhone SE2に乗り換えて最初に思ったことは、「一つ前に戻るボタン」が無いことです。
Androidではタイピングの際に、「一つ前に戻る」、「一つ後に進む」といった仮想ボタンが用意されていますので、入力ミスがあった場合には文字修正を迅速に行うことが可能でした。
しかし、iPhoneの場合は「一つ前に進むボタン」しかないため、戻るときは画面を長押し→戻したい箇所にカーソルを合わせるという作業が必要になります。
私はスマホで文字入力を行う機会が一般の方よりも多いので、この部分は大変デメリットに感じましたね。
そもそもサイズが小さいのでタイピングがしずらい
iPhone SE2は最新スマホのようにベゼルレスではない点や、もともとのサイズが小さいのでタイピングがしずらいというデメリットもあります。
これば買う前からわかっていた事ではありますが、実際に少しタイピングしずらいですね。
もちろん慣れの問題もありますが、私はタイピングの際は両手持ちでスマホを使用していたので、サイズ感的にも余計違和感がありました。
文字入力をメインで使われる方でなければ、大きな問題ではありませんが、私のような用途であればデメリットを感じる方も多いだろうと思いました。
バッテリー容量は少なめ
iPhone SE2のバッテリー持ちは、ヘビーユーザーにとって最大のデメリットとなるでしょう。
最近のスマホが「4,000mAh」近くのバッテリー容量に対して、iPhone SE2は「1,821mAh」という非常に低い数値となっています。
SE2の本体サイズを考えると仕方のないことですが、スペックが高いプロセッサなどを積んでいるだけに少し残念な要因ではありますね。
ちなみに、iPhone SE2でユーチューブを限界まで視聴した場合、約8時間前後でバッテリー残量が0になります。
一日中ゲームやユーチューブを見るようなヘビーユーザーでなければ、夜寝る前までは全然持ちますので、どちらかといえば「ライトユーザー向けの端末」という印象を受けました。
バッテリー持ちを良くする方法
バッテリー容量が低いiPhone SE2ですが、本体設定をフル活用すると、かなり充電を節約することができます。
私が実際に行っている本体設定は下記のとおりです。
- 本体をダークモードにする
- アプリのバックグラウンド更新オフにする
- アプリ毎の位置情報をオフにする
- ウィジェットを削除
- 自動トーンをオフにする
- 低電力モードをオンにする(最終手段)
これだけでも電池持ちが長くなり、バッテリーをかなり節約できますので、デメリットを解消することができます。
ちなみに、最近は4,000mAhを搭載した市販のiPhoneケースなども販売されているので、こちらを利用すればバッテリー問題は一瞬で解決します笑
外出先や普段のスマホ使用時に、バッテリーに縛られたくない方などにはかなりオススメです。
カメラ性能
室内や昼間の明るい場所でのカメラ撮影に関しては、iPhone SE2はかなり性能はいいですね。
従来のiPhoneシリーズと同様に1,200万の画素数、写真の明るさに関わるF値は1,8となっており、シングル広角レンズにもかかわらずスペックは中々高いです。
そのため、かなり高画質な写真やポートレート撮影などが可能となっています。
欠点としては、最近のトレンドの超広角、望遠レンズが非搭載となっており、またナイトモードの欠落により暗所での撮影には弱いです。
しかし、NeuralCamというアプリを使用すればナイトモード同様の撮影も可能となります。もちろん最新のiPhoneには敵いませんが、暗所での撮影でも割と明るく撮れるようになります。
とはいえ、iPhone SE2のカメラはプロでもない限りは普段使いでそれほど困る場面もないので、これをデメリットと感じるかは人それぞれになってきます(広角がないのは残念ですが…)。
もしカメラ機能を充実させたい場合は、iPhone SE2は避けた方が無難ではありますね。
そしてシャッター音はやはりデカイ
日本で発売されるiPhoneは、盗撮防止のためにバカでかいシャッター音がなります。
正直、音がでか過ぎて普通に周りの迷惑になってしまいます(海外の美術館などでは、このシャッター音はかなり目立ちます)。
ですので、ユーザーはシャッター音をオフにできる海外SIMフリー版を購入するか、有料の無音カメラアプリを使うかの二択を迫られます。
ちなみに、iPhoneに搭載されている「ショートカット」というアプリを使用すれば、デフォルトカメラを別の無音カメラアプリなどに変更することも可能となっています。
私の場合は、有料の「シンプルカメラ」というアプリをダウンロードし、デフォルトカメラアプリの代わりとして使用しています。
シンプルカメラはiPhoneのデフォルトカメラアプリと同等の性能があり、様々な便利機能も兼ね備えていますので、個人的におすすめのアプリです。
雑誌は読みにくい
iPhone SE2に限った話ではありませんが、雑誌や漫画などの電子書籍は少し読みづらいです。
小説などの活字メインなら全然問題ありませんが、イメージ写真と文章が組み合わさった雑誌類は絶望的でした笑
漫画はズームすればギリギリ許容範囲ではありましたが、やはり見ずらいことには代わりありません。
「スマホ=電子書籍」の用途で考えている方には、デメリットになることは間違いないでしょう。
Kindleから直接買えない
これはKindleを使う方にとってはデメリットになりますが、現状iPhoneではKindleアプリから直接書籍の購入ができません(Androidは可)。
iPhoneの場合はブラウザでアマゾンの公式サイトに行き、そこで購入してからKindleアプリでDLするという流れになります。
この理由については公式に発表されたいませんが、iosアプリ経由の課金や購入だとアマゾン側に手数料が発生するためではないか?といわれています。
私はさほど気にならない仕様のため、デメリットには感じていませんが、Kindleヘビーユーザーなどは少し気になるかもしれませんね。
iPhone SE2と併せて買ったおすすめアイテム
ついでに私が使用しているiPhonre SE2のおすすめアイテムについてもご紹介していきます。
これらがあればより快適にiPhonre SE2を使用できますので、ぜひ参考にしてみてください。
グラデーションケース
iPhoneを裸のままで使用される方も多いですが、長く使い続けるのであればケースの購入は必須となります。
私の感覚ですが、iPhoneは他のAndroid端末と比較して壊れやすい印象があります。(実際に仕事用のiPhone SE2は、いつの間にか画面に傷がついてました笑)
そこで私がおすすめしたいケースは、「グラデーションケース」と呼ばれるものです。
こちらは安価でオシャレな色合いが特徴的ですが、iPhoneに取り付けるとダークを基調としたブルーやレッドなど、大人な色合いへと変化します。
「とりあえずケースを付けたい」、「安価でオシャレなケースが欲しい」という方には特におすすめのアイテムです。
ワイヤレス充電器
iPhone SE2はワイヤレス充電にも対応していますので、それを利用するのもアリですね。
ワイヤレス充電器は基本的に置くだけで充電してくれる上、USB type C対応の物も多いです。
また、スマホスタンドとしても利用できるモデルもありますので、自分に合ったスタイルのものを選ぶといいでしょう。
スマホスタンド
スマホスタンドは様々なライフスタイル、用途によって活躍してくれる便利アイテムです。
スマホで音楽やラジオをかけたり、動画を視聴する際にはかなり便利ですね。
メールの受信なども素早く確認できますので、在宅ワーカーや一般ユーザーどちらにもおすすめです。
AirPods Pro)3
先ほども少しご紹介しましたが、AirPods ProはiPhoneユーザーには特におすすめしたいアイテムになります。
私が初めてAirpods Proを使ったときは、その性能に度肝を抜かれたことを今でも覚えています笑
装着した瞬間に深海に入ったように周囲の音を遮断する「ノイズキャンセリング機能」は特に衝撃的で、外でのイヤホン使用がかなり捗りました。
さらに電車での音楽鑑賞や英語のリスニングは、今までに比べてかなり快適になりましたね。
また、AirPods ProはiPhoneのBluetoothをオンにするだけで初期設定(接続)が完了する仕様になっており、タップ操作(再生・一時停止など)などの設定もiPhoneの画面からカスタマイズすることができます。
iPhoneとの相性でいえば、右に出る者はいないアイテムとなっていますので、併せてご購入を検討されてみてはいかがでしょうか!
AndroidからiPhone SE2に買い替えて感じたメリット・デメリット・まとめ
以上がAndroidからiPhone SE2へ乗り換えて感じたメリット・デメリットについてでした。
先ほどもお伝えしましたが、もしiPhone SE2のご購入を検討している様でしたら、圧倒的にSIMフリー版がおすすめとなっております。
ぜひ、iPhone SE2で快適なスマホライフを送ってみてはいかがでしょうか!